その時歴史が動いた~空白同盟の崩壊~

その時歴史が動いた~WDの崩壊~
空白同盟

まだ崩壊してませんが崩壊寸前なのでページだけ作成。
空白同盟がどのように動いたのか纏める予定。
ページ名の通りにならなきゃいいね(笑)


ならなきゃいいですね。もしなったら……
盟主

まえがき

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このページは結成してから解散するまでのAA及びSSの空白同盟を取り巻く状況と、
それに対する考えに基づいた一連の行動を纏めたものである。
総じて「 」視点で書かれており、空白同盟が事実とは異なる判断をしていた可能性もあることを頭に入れて読んで欲しい。
このページに書かれている小同盟「 」滅亡の過程から何かを学んでもらえたら幸いだ。
古くなった作戦掲示板の資料、Skype、そして記憶を元にこのページを書き進めていこうと思う。


そう、これは老害、癒着、常識、マンネリ、ロリコン、呪詛、チャットと戦い続け、そして滅びるであろう空白同盟の生前葬なのである。*1

え?空白同盟を知らない?ショックだなあWDもびっくりの小同盟なんだじぇ。


空白同盟の結成

A海域統一

A海域ではOperation.R.G.D以来大戦がおこることなく、柊の手によって潜伏統一が果たされた。
当時、『青天の霹靂』に加盟していた「 」はこの展開に不満だった。

―もっと戦争させて
クリスタルを譲渡するだけに終わってしまった潜伏統一は、クリスタルと縁のない島には物足りなかったのである。
ゲームの延長とAA海域の結成から、再び行われるであろう潜伏統一妨害への工作を始めようとしていた。

不信

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『青天の霹靂』は『GALM』へと姿を変え、隠れ支部同盟『FENRIR』も結成し、その勢力を着実に伸ばしていた。
大戦において、IN率も低く、実力もたいしてない中堅同盟はあまり狙われない。
隠れ蓑にはうってつけであり、8島を抱える中堅同盟と言うのはかなり異質な存在であった。

「 」は同盟の勢力を着実に伸ばすべく、下位同盟である『安全保障理事会』の壊滅を画策する。
しかし、『青天の霹靂』同盟の盟主である百里氏は『安全保障理事会』との相互友好・不可侵案を提出する。

―私が『安全保障理事会』同盟員「オーレリア連邦共和国」と戦争をしていた時に、である。
12島の友好同盟は『ミスリル』にも匹敵する。それ自体は喜ばしいことであった。
しかし、タイミングが同盟員を全く配慮していないことに、私は何となく不信を覚えたのである。


決別

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不可侵を結ぶために、オーレリア連邦共和国と停戦を結んだ「 」は、
イージス艦建造のために択捉島をターゲットにする。
海軍も重く、定置網を破壊に追い込めばすぐに相手は沈黙するはずだった。

しかし、ここで『ミスリル』のシベリア連邦の支援に大変苦しむ。
5兆円2000万t以上の援助、さらには演習と言う名目での海軍派遣。
同盟に守られることを良しとしない私も、さすがに同盟からの援助を欲しかった。

できれば、択捉島に客船を派遣してください。

レートが援助の度に乱高下していた。この隙をついて敵を破るしかない。
しかし―

盟主は『ミスリル』との友好関係、さらには支部同盟化まで検討していた。
当時13島、最大勢力の『ミスリル』に『青天の霹靂』以下12島が加われば、空前の大同盟の完成だった。
その計画のために私は捨石にされたのかもしれない。*2


誰ひとり、同盟員で客船を送ってくれた者はいなかった。


大同盟『ミスリル』は積極的介入により、海域を硬直させていた。

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しかも、介入しているのは大したことのない戦争ばかり。
本格的に統一派に対抗するためには、保身を第一目標に掲げる同盟には頼ることはできない。
SとAは『ミスリル』の敗北だった。*3

統一派は、いつだって、最高の戦力・外交・技術を使い、全力で海域と敵対する。
超巨大同盟が結成され、海域が硬直し、再び潜伏統一が果たされる前に―

私は決めた。
『ミスリル』の巨大化阻止のためなら、『青天の霹靂』を裏切り、潰し、そのために殉じても構わない、と。
空白同盟は、タイミング良く結成された。
この時であった仲間が素晴らしかったのは、さちぃ神に感謝をしなければならないだろう。
5056T、短い書置きをのこして、私は『GALM』を去った。

―ごめんなさい。新しい同盟を作ります。

空白同盟の崩壊


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空白同盟の崩壊

空白同盟は結成された。
最初の目標は、『GALM』の隠れ支部同盟である『FENRIR』だった。
「 」は、百里氏は支部同盟である『FENRIR』に対して、たとえ援護をしても問題なく勝てると判断して早速戦争を仕掛けた。
Kaiser氏立案の計画を元に、全ての情報を秘匿した状態で挑んだ戦争であった。

ここで百里は機敏な反応を見せる。
チャットで宣戦布告について言及し、同盟員である大和国に相互友好国に対して助力要請をするように指示。
当初4vs3で計画を立てていたKaiser氏は隠れ支部同盟と言う情報を秘匿していた「 」に対して、信用できない人物判断した。
Kaiser氏は同盟を脱退した。
空白同盟は、最も優秀な参謀と戦力を失った上に、3vs7という絶望的な戦争を経験するはずだった。

―開戦前にお咎めなしで停戦できたのは僥倖だったとしか言いようがない。

しかし、所属していた同盟を脱退してまで空白同盟に加入した同盟員に対して深い負い目を感じた「 」は、
自分の軍港を払い下げ、人口・資金・食料・経験値をすべて同盟員に与えて島を放棄する事を決め、酒呑童子氏に提案した。

この提案に烈火のごとく怒ったのは酒呑童子氏である。
彼は以下のように述べて*4、「 」に対して猛烈に反発した。

ミスリルを脱退したのは自分の責任であり、ある程度覚悟して同盟にやってきました。
仲間から奪ってまで人口を増やしたくはないし、なにより自分が今まで適当にここの箱庭をやってきたことを後悔しています。
一度放棄して、強い島を作ってやり直しますので、それまで待っていてください。



そして彼は島を放棄した。


残ったのは、菊花氏と私の二島。
もはや、空白同盟には力など無く、盟主である私も意気消沈しており、生きる術は無かった。
菊花氏が、空白同盟の解散に対して徹底的に反対していなければ、AA海域が最上位海域のまま、大戦のない頽廃とした海だったかもしれない。
しかし、彼が底辺をさまよっていたころに培った根性と、「 」の生き残る事への使命感が空白同盟を救ったのである。

―本当の危機に、誰ひとり、足を引っ張る者はいなかった。

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空白同盟の復活~空白同盟第一戦・平和の役~


GALM崩壊

「 」は鬱から立ち直り、再びチャットで馬鹿話をするだけの元気を取り戻した。
そこで、一人同盟を作っていた.com氏にしつこいぐらいの勧誘を仕掛ける。
「 」と菊花氏は互いの意志を確認した。
もはや滅ぶことに異存はない。

さらに、何を思ったのであろうか、もはや滅ぶしか選択肢の無いような同盟に、.com氏は加入した。*5

百里氏はちょうどSG死の聖戦を繰り広げていた。
敵の敵は味方、SG氏と共闘を打診し、これに成功。
さらには、SG氏の申し出により彼を好きなように指令を出すこともできるようになった。
ここで空白同盟は相手の離反作戦に出る。
「 」は自由貿易島に一切の侵攻をしないことと引き換えに盟主の援護をしないことを確約させた。
さらに、菊花氏との友好関係を大和国に優先させ、盟主の開発入り後の援助と引き換えに不介入を確約させる。
一方で、kyaluc氏は『ミスリル』に援護を頼んでいた。*6
この事実は、『GALM』がもはや『ミスリル』の傀儡になることを確信させた出来事であった。*7
しかし、kyaluc氏はIN率が低く、『GALM』内で百里氏は完全に孤立した。
『FENRIR』はワールズ★エンド★エルシャダイがモウロ氏とKaiser氏による猛攻を受けて動けずにいた。
『安全保障理事会』は、不可侵を空白同盟と締結し、同盟の連携は完全に崩れた。

百里氏はわずか大和5隻で島が半壊、ミスリルからの援護も断り、地ならし開発にも失敗し、大和を撃沈された。
しかも、「 」にそそのかされ大和修理に着手し、内政が崩壊。軍港を払い下げたが、客船の追撃を受け、経済的に大きく損失する。*8
この上で、内政崩壊・軍事崩壊の事実に気づく素振りを見せなかった。

ここで「 」は気が付いた。
百里氏が、ミスリルに入って大同盟化させたり、GALM=FENRIR=安全保障理事会による反統一包囲網を作ったりするだけの能力はないという事に。
GALMは潰すまでもなく、ただ底辺を這いつくばるだけしかできなかった同盟であるという事に。



憔悴した。彼を徹底的に排除する必要なんて、どこにもなかったのだ―
GALMは『犬死』だったのだ
この戦争には、何の意味もなかった。ただ、百里氏の「ぶらあああああ」が私の頭の中に木霊した……

FENRIR降伏


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本部同盟である『GALM』を相次ぐ離反によって壊滅に追い込んだ空白同盟は、『FENRIR』との停戦を画策する。
SG氏は百里氏討伐にしか興味はなかったので、無理に参加させるのも気まずかった。
代わりに、楸氏を呼び、万が一に備えて圧力をかける。
葉月氏の海軍が護衛するアリティア、盟主であるとある不出の学園都市を
軽く攻撃したのち、極秘通信で停戦を切りだす。
アレイスター氏は停戦に関して積極的であり、会談は上手くいき、
賠償をいただいて停戦する事に成功する。

しかし、「 」の本来の目的であるkyalucを孤立させることに失敗した。
『FENRIR』とは停戦し、『GALM』とは停戦していないことを看破したユーリ氏は、すかさずチャットでこの事実に触れる。
kyalucとの停戦を開始した「 」は、『ミスリル』は少なくとも攻めてくることはない、と考えていた。
『ミスリル』の盟主ユーリ氏は、停戦交渉を行わなければ「 」侵略も辞さないことを通達した。
できる限り停戦交渉を引き伸ばし、移籍までにできる限り良い条件を得ることを考えていたのである。
とりあえず、平和の役はここで終了した。あとはkyalucをのんびり攻略するだけである。

ここで、小さい事件ではあったが、『ミスリル』の命運を決めたであろう一つの事件が勃発する事となる―

ノースペース戦争

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「 」は、kyalucに法外な停戦条件を突き付け、交渉のテーブルにつかせざるを得ないようにした。
しかし、停戦交渉にでてきたのはユーリ氏だった。そして、『ミスリル』の力を背景に無条件での停戦を迫った。
ここで素直に停戦するのも面白かったかもしれない。しかし、「 」は『ミスリル』を引きずり出すことで、大戦の勃発をもくろんだ。

頑なに無条件停戦を受け入れなかった「 」についに『ミスリル』が動き出した。
『ミスリル』が動いたとき、シベリア連邦は4連邦紛争に参戦し、戦力として脱落。
また、ユーリ氏も箱庭が見れる状況ではなかったらしく、スパイダー撤去も失敗し、攻略は遅々として進まなかった。
「 」は『Invincible Armada』に協力を要請、包囲網を作ろうとしたが、これに失敗。
.com氏の参戦で、『ミスリル』三島での「 」の攻略は事実上不可能となり、ユーリ氏は最初から停戦へ前向きだった。
「 」は、もはや継戦をする意味がなくなり、.com氏仲介の元、無条件停戦を呑む形となった。

『ミスリル』が侵略戦争を行うという出来事は、ミスリル包囲網のきっかけになったと推測している。
もし、この時点の包囲網であれば、普通の大戦となっていただろう。*9


―その後、不幸が折り重なり、『ミスリル』は決定的に包囲されることとなるのである。

空白同盟の小康

移籍

空白同盟の崩壊は何とか防がれたが、同盟員はわずか2名、力もあるとは言い難く、停戦を這いずり回っていた。
「 」は移籍組の勧誘を開始して、同盟員が4名も集まってくれた。当時、名前を空白にしなければならなかったことを考えると、幸運な結果である。

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移籍組は極端な肥大を遂げており、『ミスリル』が彼らを吸収すれば、海域がさらに硬直化しかねない。
『ミスリル』が同盟員を増やせないような環境を作るしか「 」にできることはなかったのである。
…といって、出せる影響力もなく、露骨に足を引っ張って敵対する事もせずだらだら過ごしていた。

90島が参加した最大級の海域、AA海域の再編がなされた。
B海域組は、最上位同盟である『∂Zusammenarbeit』をはじめとして、『‰Team satisfaction』、『仝clock民団』が結成される。
下位海域組は、『✝The fate of scarlet』が結成され、いわば多同盟時代を迎えることになる。
移籍組のほとんど全員が、これらのB海域から引継ぎ同盟、あるいは存在していた同盟に加盟した。
『ミスリル』はあまり勧誘をするような同盟ではなかったので、多同盟時代はミスリルの肥大化を防いでいたように思われる。
それでも『ミスリル』の求心力は大きく、新たな支部同盟が結成されるに至った。

そして、移籍組に一つの事件が起きる。

ももいろ戦争

序幕

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『‰Team satisfaction』の守矢神社がピンク・クリスタルを発見し、これを保持する事を宣言した。
守矢神社を『Invincible Armada』が攻撃する事は確定事項であり、また、ミスリルがそれに介入する事も見え透いていた。
統一を掲げる同盟より、潜伏統一を誘発する団体のほうがよほど性質が悪い―
ノースペース戦争で、確実に『ミスリル』に対する反感は高まっていたと思う。あと一押しだと思っていた。

『ミスリル』を引きずり出すための工作が始まった。
まずは、戦史のページを作り、それなりにアピールして、無所属からの関心を集める。
戦争が長引けば長引くほど、『ミスリル』包囲網が形成される可能性が高くなる。
この時点ではすでに色々な島と話し合いを進めていた。

『Invincible Armada』との共闘を模索したが、ここでも断られたために大規模な『ミスリル』援護艦隊出陣は不可能となった。
ももいろ戦争を引き延ばすために、『空白同盟』には同盟戦争を持ちかけ、承認される。
『ミスリル』を刺激するために、細かく戦闘を行う計画を立てたが、肝心の『ミスリル』は出動せず、計画は失敗に終わったかに見えた。

悲劇

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守矢神社は次から次へと施設が破壊されていった。
しかし、クリスタルが出てこない― これが『ミスリル』にとって致命的な運の悪さとなる。*10
クリスタルが発掘されない以上、『Invincible Armada』は継戦を強いられ、それは『ミスリル』との大規模な対決となる。
包囲網を実際に作ることは、知名度もカリスマもない人物にはできなかった。
包囲されやすい環境を整備していき、ゆっくりと『ミスリル』包囲網が狭められていったのである。

ももいろ戦争は、20島ぐらい巻き込む壮大な前座でしかなかったし、事実その通りになった。
事態は私の両手から離れていき、何もしなくても話がどんどん進んだ。
包囲網の作戦により、『‰Team satisfaction』と不可侵を結んで『ミスリル』を孤立させるように通達された。
『ミスリル』の仲介もあり、『‰Team satisfaction』盟主のイタチョコ氏も優秀だったため、停戦はすぐにまとまった。


私個人の見解としては、『ミスリル』は海域での人気選挙にボロ負けした。
集まった島は、想定した戦力をはるかに超える30島だった。
介入が過剰になり、戦争を不活性化し続け、『ミスリル』は結果として勢力が大きくなりすぎた。
最上位海域1000Tの反動*11が、『ミスリル』に大災厄をもたらした、その結果が「作業」ともとれる圧倒的な戦力差戦争だったのである。
箱銀の解散、旧同盟員の離反等、外部協力者の勢力が小さくなっていたことも理由として挙げられる。

ともかく、整った舞台で行われた第三次ローレシア戦争は、開戦時から『ミスリル』崩壊を決定的な物にしていた。
あらゆる場面で介入してきたであろう大同盟『ミスリル』は、海域情勢にあまりに疎く、崩壊した。


空白同盟の目的は達せられた。
『ミスリル』は崩壊し、潜伏統一を目指しているであろう島を集団攻撃するための障害を一つ片づけた。
この時、AA海域は80島、上手く動けば潜伏統一は比較的楽に阻止できると信じていた。

―新たな試練があるとも知らずに。

SS海域新設

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富嶽氏の御心か、ユーリ氏の策略か、新・上位海域SS海域が作られることになった。
「 」はさらに上り移籍をすることは全く想定していなかった。
SS海域の話も、ミスリル崩壊と共に突然降ってわいたように起きた印象を受けたので、「李下冠を正さず」と言った感じである。
まあ、ともかく上位海域が設置されるにあたって、驚愕の事実が判明する事になる。


SS海域の定員は当初、30~40島想定だったことである。

「 」は、もはや方針を変更せざるを得なかった。
仮に30島だった場合、『空白同盟』が統一側につくだけでほとんどリンチ的大戦は不可能となる。
『空白同盟』が統一支援同盟か、頑なに反潜伏統一同盟であり続けるのか、「 」には決断が迫られていた。

SS海域移籍

「 」および、『空白同盟』の同盟員は全員移籍した。
『空白同盟』内部では、統一支援派と反統一派がいたが、示談と多数決の末に反統一同盟として機能することを決める。
反統一同盟として行動する以上、『Invincible Armada』と決定的に対立せざるをえなかった。
さらには、ぴよ盛りこと柊も行動を開始して、『LIA』が結成されることになる。

SS海域には二つの統一同盟が君臨した。
そして、二つの巨大同盟に立ち向かうには、『空白同盟』はあまりにも弱かったのである。

「 」には二つのプランがあった。
『LIA』と『Invincible Armada』を拮抗させ、統一を長引かせる二大同盟拮抗論。
統一同盟そのものを排除する、統一同盟包囲論。
あまりにも現実的でないことから、統一同盟包囲論は最初から排除していた。

そして、そのまま平穏に潜伏統一が阻止されれば問題はなかったのである―

空白同盟の破滅


SS海域とは何か

暇な時間を出来る限り使って、SS海域における外交や友好関係、裏で結ばれた条約などを徹底的に洗うことに時間を費やす。
得られたのは、意外と単純な結論だった。

①旧WDの結束
②LIAとArmadaの不可侵

「 」はこの事実が、すでに二大同盟拮抗論を破綻させるものだと理解していた。
LIAに旧『ミスリル』のトップであるユーリ氏がいること、前回の統一戦争時に『ミスリル』は統一にある意味協力的だったこと――
そして、LIAとArmadaの不可侵は一つの確信に至る。

クリスタルを保持する無所属島、そして空白同盟が、真っ先に統一の犠牲になる

後は簡単だ。
クリスタルを集めるべく、統一同盟が拮抗しながら無所属を狩っていき、旧ミスリルはそれを傍観、最悪協力をする。
最後の戦争までに、空白同盟は生き残ることができないのは明白だった。

SS海域には、空白同盟の敵対勢力しかいなかったのである。

統一同盟、動く

そして、とうとう二大同盟拮抗論の破綻が訪れる。
まず、『LIA』がサーモンを筆頭とする無所属と戦争を開始する。
サーモンは当時、アクアクリスタルを保有しており、これを『Invincible Armada』へ渡した。
戦火から逃れるという意味では失敗した戦略だったが、『LIA』を脅威とみなす勢力も多く、無所属島が援護に回った。
しかし、『LIA』は方針を変えず、コロンブス攻撃などに移った。
統率自体あまりとれておらず、『LIA』に対して大規模な反攻作戦ができないことは明白だった。

そして、『Invincible Armada』が『空白同盟』に宣戦を布告した。
目的は、食い倒れ氏のゴールドクリスタルである。


想定したシナリオ通りの行動ではあったが、かなり狼狽した。
ここで将来の事態を客観的に想定できない島が多く、これから先の戦いには苦戦を強いられることになる。

①『空白同盟』が『Invincible Armada』に潰される(既定路線)
『空白同盟』の敗北、サーモン陣営の敗北、そして統一決戦
②『空白同盟』が『Invincible Armada』を潰す(戦争拡大路線)
『空白同盟』の辛勝、サーモン陣営の敗北、そして『空白同盟』と『LIA』の戦い→負ける公算「大」
③『空白同盟』が『Invincible Armada』と講和する(戦争縮小路線)
サーモン陣営の敗北、『空白同盟』の孤立


『空白同盟』が戦略的に生き残るには、サーモン陣営の敗北を防がなくてはならない。
すると、『LIA』と戦わざるを得ない―

『LIA』と敵対し、サーモン陣営の敗北を防ぎ、一島でも抵抗勢力を残しておくことが『空白同盟』の生き残る道だった。
そして、この作戦を実行し、『空白同盟』の最大の悲劇が訪れるのである―

無名と無敵で金戦争

『LIA』と戦うためには、損害を最小限にして『Invincible Armada』と講和しなければならない。
そのためには、『Invincible Armada』への反攻作戦を行い、勢力が互角で双方無事では済まないことを示す必要があった。
さらには、『LIA』との戦争で介入しそうな勢力である、旧ミスリルを戦線から廃するのが良策だった。

援軍は旧ミスリルである『D.O.M.S』に助力を嘆願した。
そして、仲が良い島数島と結託し、『Invincible Armada』への反攻作戦を実施した。
攻められた食い倒れ氏は人口が奪われただけである。
『CRET D'OR』の支援を匂わせ、『WTO』の援助もあったため、停戦交渉はスムーズに進んだ。

有利な状態で突然の停戦発表が、『空白同盟』に対する批判を一気に味方側から高めることになる。
さらに、『CRET D'OR』が停戦条約に含まれていなかったことで、『Invincible Armada』の餌になると鰰氏は考えた。
結果的に、両同盟の関係は氷点下を迎え、『LIA』に対する作戦の上で障害となってしまった。

「 」は鰰氏が旧ミスリルではあったが、海域情勢から必然的に、『空白同盟』と協力関係を結ぶしかないと考えていた。
しかし、『CRET D'OR』は『空白同盟』と協力関係を結ぶことはせず、「 」の思惑とは完全に外れていた。
もっと考えを打ち明けていればうまくいったかもしれない―
唯一の後悔である。

ともあれ、「 」は結んだ公式条約により『D.O.M.S』を戦争に介入しない状態を作った。
『Invincible Armada』も『LIA』戦線には協力的であり、『LIA』包囲網がわずか50Tで急激に狭まっていくことになる。
そして、「 」は『Invincible Armada』が強大にならないように、『Invincible Armada』包囲網を同時に協議することになる。

『LIA』を現行勢力で倒し、『Invincible Armada』を新規移籍組と倒すことを念頭に勢力を集めた。
味方を裏切るという許せざる行為を働き続けることに、「 」の心労はすでに限界を超えていた。


裏切り者だからと言って、裏切りを平気でできるわけではないと思う。

『D.O.M.S』『CRET D'OR』『LIA』『Invincible Armada』とSS海域ほぼすべての同盟に対する裏切り行為。
味方を裏切ることで勝利を手に入れ続けた「 」を多くの島は見放していた― と思う。

ともあれ、『空白同盟』最後の戦争となってしまった『第一次SS海域大戦』は、最初から真面目ではなかった。
そして、想定外の行動により包囲陣営は痛恨の打撃を被ることになる。

第一次SS海域大戦

当初から味方であった『WTO』に加え『Invincible Armada』を味方につけ、サーモン陣営と合流を果たす。
友好的であった『SEA HOPPERRR!!!』や一部無所属も加わり、『LIA』包囲網はほぼ完ぺきに整った。
…はずだったのだが、「 」の目論見は完全に外れることになる。
『D.O.M.S』はこの『空白同盟』の裏切り行為に怒り、条約を破棄し大戦に参加。
さらには、あまり仲良くない無所属勢力が『LIA』側として参戦し、柊氏の外交力をまざまざと見せつけられる形になる。

島爆撃作戦では派手に失敗し、柊氏も開発入りを巧妙にかわし善戦、いきなり大苦戦を強いられた。
内部崩壊を恐れた「 」は無所属組との相互防衛の強化に加え、次善の策を取る必要に迫られる。
『CRET D'OR』との対話を進めると同時に、親『LIA』陣営に離反を呼びかけた。
結局、離反とはならなかったが、次戦の相手である『Invincible Armada』に攻撃の矛先を向けてくれたのは『LIA』とは決して敵対関係ではなかったからか。

『D.O.M.S』とは『LIA』崩壊後に再び結託しようと思っていたが、ほぼ間違いなく不可能だっただろう。
反『Invincible Armada』として参戦してもらったのは逆に都合がよかったかもしれない。~ 
『CRET D'OR』の参戦で優勢から勝勢へと風向きが変わった。
さらに、親『LIA』が『Invincible Armada』盟主に総攻撃を加える。
「 」は必勝態勢の戦争を引き伸ばしにかかり、できる限り『D.O.M.S』や味方陣営に損害が及ばず、『Invincible Armada』が追い込まれるように工作にかかる。
しかし、会議では既に主導権を『Invincible Armada』に握られており、『D.O.M.S』の島が一つずつ破壊されるのも黙ってみるしかなかった。
早期停戦案も却下された『空白同盟』は、以降戦いに参加することなく、ただエルシャダイ放棄に尽力をつくすことになる。



そして―
「 」は資金繰りと島の放棄を間違えて、うっかり放棄。
その後のオリンピックにより箱庭を閲覧する事は叶わず、富嶽氏不在となっては復活もままならぬので引退。
空白同盟は、波乱だけを残して崩壊したのである。


懺悔

空白同盟盟主自叙伝はこれで終わり。
自分の犯した罪を記録して、もう二度と箱庭復帰ができなくなるようにこれを書きます。

Ω軍事要塞さん、£ドイツ=ローマ=ハンガリー帝国さん、Battle Frontier《T.M.》こと橘ミコトさん、ひーまーさん、kajisawaさん、穢土さん、Salamisさん、大日本帝国海軍さん、ポッポさん、デルタさん、百里様、kyalucさん、アリティアさん、とある不出の学園都市さん、守矢神社さん、イタチ ョコさん、ひよこ大帝国さん、だんご大家族さん、涼風ミィさん、ユーリさん、イズモマテリアルさん、武蔵府中さん、名古屋連邦共和国さん、王下七武海さん、イゼルローンさん、シベリア連邦、東方Projectさん、大明神さちぃ様、モウロさん、コロンブスさん、葉月さん、柊さん、島さん、うどんさん、鰰さん、アレンさん、不明夜さん、天王洲さん、エルシャダイさん、口の減らない下らぬ島の身ではありますが、戦ってくださったことに感謝します。

空白同盟のみなさん、気が付いたら放棄していて申し訳ありませんでした。
Kaiser様にはもう足を向けて眠れません。

hakojoyは楽しいゲームでした。

ありがとう、そしてさようなら。


あっぺ様、万歳!!


異議申し立て欄

  • じゃあ早く崩壊してください。おう早くしろよ -- ? 2012-07-20 (金) 13:42:10
  • 未来.png ←アップロードしました。未来はこうなるからよろしく -- すっぺ? 2012-07-20 (金) 14:16:27
  • WDを引き合いに出さないで欲しい。勝手にやっててください。 -- 2012-07-20 (金) 15:46:32
  • いちいち指図すんなよw -- 2012-07-20 (金) 17:47:44
  • パクラ・レター -- 皇帝? 2012-07-20 (金) 23:07:48
  • 「盟主はミスリルとの友好関係、さらには支部同盟化まで検討していた。」オレがいつこんなん検討してたって? -- hyakuri@ノースポイント? 2012-07-22 (日) 16:14:55
  • 友好関係はともかく何だこれは? -- hyakuri@ノースポイント? 2012-07-22 (日) 16:17:57
  • いいぞもっとやれ -- 2012-07-22 (日) 16:26:30
  • 判断根拠を掲示しました。 -- スペース 2012-07-22 (日) 16:58:20
  • ワロタw -- 社長? 2012-07-22 (日) 17:02:54
  • しっかりスクショ撮るあたりがあざとい! -- .com 2012-07-22 (日) 17:10:55
  • ええぞもっとやれ! -- 皇帝? 2012-07-22 (日) 18:24:10
  • チャットでの発言は証拠もある以上認める。 -- hyakuri@ノースポイント? 2012-07-22 (日) 21:59:55
  • だが、それが同盟掲示板で話し合われたことなんてあったか? -- hyakuri@ノースポイント? 2012-07-22 (日) 22:00:56
  • というかあれを見る限り、お前ノリ気じゃねーか。 -- hyakuri@ノースポイント? 2012-07-22 (日) 22:02:18
  • ええぞすっぺもっとやれw -- 斎藤? 2012-07-22 (日) 22:43:19
  • 百里さんもGALMの崩壊書けばいいと思います!(個人的に楽しみ) -- はづき? 2012-07-22 (日) 22:55:15
  • 幻のミスリル南極海戦隊・・・ ここまで話し合ったじゃないですか^^ -- スペース 2012-07-23 (月) 08:41:22
  • オレの案はミスリル北大西洋戦隊だったはず。 -- hyakuri@ノースポイント? 2012-07-23 (月) 10:43:46
  • そもそも本気でそれを考えていたら同盟掲示板で他のメンバーと話合う必要があるだろ? -- hyakuri@ノースポイント? 2012-07-23 (月) 10:45:34
  • 結成からお前の脱退まで、そのことが同盟掲示板で話し合われた事なんてあったか? -- hyakuri@ノースポイント? 2012-07-23 (月) 10:46:53
  • 判断ミスであったか・・・ GALMを潰してごめんなさい m(_ _)m -- スペース 2012-07-23 (月) 12:58:38
  • それと、同盟掲示板でもいったが、択捉島は物資がほとんど尽きて物資不足でまともに戦えるような状態じゃなかった。 -- hyakuri@ノースポイント? 2012-07-23 (月) 13:08:38
  • そんな島にわざわざ客船テロなんて嫌がらせする必要があったのか? -- hyakuri@ノースポイント? 2012-07-23 (月) 13:09:27
  • それに「同盟からの援助を欲しかった。」のなら、もっと別のやり方もあったんじゃないのか? -- hyakuri@ノースポイント? 2012-07-23 (月) 13:10:33
  • 経済破綻してる島へ客船を派遣するのは、ただの嫌がらせじゃないだろw れっきとした経済攻撃だ、百里はそんな事も知らんのかw -- 斎藤? 2012-07-23 (月) 13:25:32
  • 説明すると割と長くなるので百里板にて説明会を開きました。 -- スペース 2012-07-23 (月) 13:49:39
  • ていうか他に方法が有ったと思うなら、その時そう言ってやれよ。今言っても援護しなかった事に対する言い訳にしか見えん -- 社長? 2012-07-23 (月) 14:03:10
  • いいぞ社長もっと言え -- 2012-07-23 (月) 14:39:36
  • 戦艦の再建は結果として成功だったと思う。移籍後のB海域での戦争で、あれは随分役に立った。 -- hyakuri? 2012-07-23 (月) 16:22:35
  • それに崩壊はしたがおかげでB海域で態勢を立て直すこともできたよ。 -- hyakuri@ノースポイント? 2012-07-23 (月) 16:26:14
  • ところで、何が「ぶらあああああ」だ。若本かオレは。 -- hyakuri@ノースポイント? 2012-07-23 (月) 16:29:29
  • 割と好きなネタではあるが -- hyakuri@ノースポイント? 2012-07-23 (月) 16:29:51
  • 復興お疲れ様です。もう百里さんの出番はありません。お疲れ様でした。そして、感謝です。 -- スペース 2012-07-23 (月) 16:35:44
  • 敗者に語る言葉なぞ無し。弱者は猛者の礎となるのみ。この戦いでは百里が弱者であったのだ。 -- 2012-07-23 (月) 17:05:47
  • 適当に入ったがこんなにやばかったのね -- .com 2012-07-23 (月) 20:59:53
  • チャットで余裕ありすぎな態度だったから勝ち目あるのかと踏んで入ったんだ。まあ勝てたからいいけど・・・ -- .com 2012-07-23 (月) 21:00:48
  • そのころの安全保障理事会には援護要請来てませんよ。来てても盟主がほぼ放置でしたし… -- 皇帝? 2012-07-24 (火) 00:03:19
  • なんか肩の力入りすぎじゃない?もっと気楽にプレイしなよ^^ -- 2012-07-24 (火) 11:18:36
  • ノースペースはそもそもkyalucとの停戦が目的 -- ユーリ? 2012-07-25 (水) 21:42:19
  • 書き方の問題だけど、集まった同盟員は4人だけじゃね?>同盟員が5名も集まってくれた -- 2012-07-26 (木) 00:46:20
  • Σたしかに -- すっぺ? 2012-07-26 (木) 07:21:02
  • 続きはよ -- 斎藤? 2012-07-28 (土) 22:55:56
  • なんだかんだ言ってもミスリルがあるからv2は何回しか統一されてないんだろうな。 -- 韋駄天? 2012-07-29 (日) 00:51:17
  • 何回も統一されちゃってるよwwwおいおいっw -- gc? 2012-07-29 (日) 01:41:51
  • もっと統一されてるという意味です -- 韋駄天? 2012-07-29 (日) 12:57:20
  • 韋駄天板をノートに作りました。ふるって意見をお願いします。 -- すっぺ? 2012-07-29 (日) 14:05:03
  • おもろいな、もっとやれ -- 社長? 2012-07-29 (日) 16:27:52
  • 潜伏統一に関してはかつての仲間の情を掛けたミスリルの戦略ミスだろうなぁ。でも、ほかの統一阻止戦では大体重要な戦力 -- 皇帝? 2012-07-29 (日) 19:05:26
  • うちのミスって事にしないでくれない? 海域にミスリルと統一組しかいなかったわけじゃないでしょ -- ユーリ? 2012-07-29 (日) 20:31:42
  • ユーリさん自身が言ってたことだと思います! まぁ俺もぼーっとしてたという点で同罪ですが… -- 皇帝? 2012-07-29 (日) 21:04:30
  • そうだな、今となってはあれはウソだ -- ユーリ? 2012-07-29 (日) 22:29:15
  • なんでこの文章がつまんないのかわかった。人に読んでもらおうとしてる文章じゃないんだ、これ -- 2012-07-29 (日) 22:36:03
  • 核心をついてきたw 正しい。 -- スペース 2012-07-29 (日) 22:45:57
  • せめてこれ仕上げてね -- Kaiser? 2012-08-01 (水) 11:27:52
  • はよ -- 2012-08-14 (火) 01:15:57
  • 統一に協力的だったわけじゃないんですけどねぇ そこんとこちゃんと修正して下さいよ -- ユーリ? 2012-08-25 (土) 18:53:09
  • 統一同盟に入っていたから勘違いしてたのよ、ごめんなさい -- すっぺ? 2012-08-26 (日) 09:02:13
  • 明後日オフ会来ますよね?箱庭は復帰しないって決めたならいいけど会うくらいいいよね???? -- ? 2012-08-26 (日) 10:07:20
  • あんまり認めたくないが、色んな意味で最強クラスのプレイヤーかもしれんな。 -- 2012-08-26 (日) 20:51:56
  • おつー、まるで最初からいなかったかのように消えていったの。 -- くれは? 2012-08-26 (日) 20:53:51
  • ほぉ・・・よう考えとるな・・・ある意味屑だが、それでも尊敬に値する情熱だわ -- 社長? 2012-08-27 (月) 16:19:02
  • 執筆お疲れ様です.空白同盟さんから見た戦争や海域情勢などが詳しく書かれていて,とても読み応えがあります. -- てくね 2012-08-27 (月) 21:11:24

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*1 盟主はシスコンである
*2 おそらく被害妄想である:組む気0の俺被害者すぎワロタ -- ユーリ? 2012-07-22 (日) 17:51:45
*3 これが勘違いであったのは後に判明する
*4 同盟掲示板喪失のため、記憶に基づいて創作した文である。
*5 チャットで余裕ありすぎな態度だったから勝ち目あるのかと踏んで入ったんだ。まあ勝てたからいいけど・・・ -- .com 2012-07-23 (月) 21:00:48
*6 後に葉月さんの助言である事が判明する
*7 kyalucはアテなかったらどうぞ程度に誘っただけだからあんま関係ないよ -- ユーリ? 2012-07-23 (月) 14:17:57
*8 戦艦の再建は結果として成功だったと思う。移籍後のB海域での戦争で、あれは随分役に立った。それに崩壊はしたがおかげでB海域で態勢を立て直すこともできたよ。 -- hyakuri@ノースポイント? 2012-07-23 (月) 16:26:14
*9 葉月氏はここで優秀な考察を行っている
*10 任務は成功しているので、パラドックスではある
*11 RGD以来大戦は一切無かった