note/共有主義闘争 のバックアップ(No.2)



共有主義について、人類統合組織ソビエトが発信した内容は以下の通り。

私有財産の廃止を始めとして、すべてのものをみんなで共有しようという主張です!
これにより退廃的資本主義のような格差は生まれません! みんなしあわせです!
はさみの一本、女の子一人に至るまでみんなで共有する。こんな素晴らしい共有主義を採用してみませんか?

社会主義思想の一つと考えられ、完全な私的財産保有の否定を行う主義といえる。

一方でΘSGの帝政は国家成立から今までほぼその形を保ち続けており、素早い判断が必要な情勢においては最も適した体制を取っている。

クズネツォフ元司令官の手記

初動にて航空隊が大損害を負ったSGに、我が赤軍の侵攻を止める術は、最早無いように見えた。
彼らの持つ我々のものより性能がいい駆逐艦は軒並み大破して同盟国へ避難していたし、何よりも重要な戦力
--即ちド級戦艦--は本土へ帰還するだけの燃料もなく、わが方の航空隊の餌食になるのを待つばかりであった。
万全の準備を整え、敵の海上要塞線の突破を目指して出撃を開始した。

しかし、その勝機は直後にやってきた大量の援助によって打ち砕かれてしまった。
彼らの言うところの「商取引」によって、SGは我が艦隊が3回の全力出撃を行えるだけの物資を手に入れた。
こちらが苦心して破壊した要塞の施設は金に物を言わせた突貫工事によって即座に復旧された。
我が方の戦艦は帰還してきた艦隊と航空機の出撃により損傷し、全面撤退を強いられた。
そして、重要な艦艇のいくつかが失われた。その瞬間、勝利も永久に失われたのである。


もし…もしもだ。時が巻き戻るとしたら…あの時のミスを何としても取り戻してみせるだろう…

(この手記は敗戦の責任を問われた軍事法廷での死刑判決の後、刑が執行されるまでの短い期間に収容所にて書かれたものである。)