共有主義闘争

共有主義闘争とは、v02/A海域にてT4429よりT4544まで行われていた戦争である。
人類統合組織ソビエトΘSGに共有主義化を迫り勃発した。


妨害


ΘSGが、峻の谷戦争(T4342~)において、爆撃作戦を行っている途中のこと、
人類統合組織ソビエトが妨害攻撃を実施し、ΘSG爆撃機『P-29』7機が撃墜された。ΘSGではこれを南鳥島介入事件と呼ぶ場合もある。

この事件によって、ΘSG人類統合組織ソビエトに対する感情が悪化。ΘSG海軍の怒りは収まらず、布告の段階にまで到達する。

しかしながら、布告直前になって、ΘSG皇帝オウグテッドが「この戦争をするにあたって、君たちは相手を無様にたたきつぶせる確証はあるか」と問い、布告は延期されることとなった。

ソビエト共有主義


人類統合組織ソビエトは英平洋の中でも一風変わった国家として知られており、名の通り共有主義国家である。
人類統合組織ソビエトはその主義を海域に広めるべく、多くの島に主義の押し付けを行って、そのたび戦争に発展していた。

それにΘSGも巻き込まれることになったのであった。

布告


T4424、人類統合組織ソビエト

前近代的な専制を維持し、領土拡張のために他国を攻撃するSGに対し、思想的優越を持つ我らがソビエトは宣戦布告を行う
君主制の打倒と共有主義の導入、および2.9、1.12の定置網にて過酷な労働を強いられている労働者の保護を目的としている。
我が精鋭なる赤軍を止めることはできない。以下の目的が達せられれば停戦する。

ΘSGの帝国主義をけなし、さらに自らに対するうぬぼれが記された布告声明を発信する。

これに対してΘSG皇帝オウグテッドは『やつらこそ愚弄の塊であろう。我々は結果をしてこの主義の正当性とやつらの主義が如何に野蛮的なものであるかを証明するべきである』と発言し、ΘSG海軍のスペーシャ提督は命を賭けてこの戦いに臨むと答えた。

状況


島名人口経験値軍港駆逐艦軽空母潜水艦戦艦巨大戦艦海防陸防
人類統合組織ソビエト180万人980(Lv.9)20413016
ΘSG230万人540(Lv.9)154220160


開戦


開戦と同時に人類統合組織ソビエトΘSGに戦艦3、潜水艦1、駆逐艦1、工作艇3を送りこむ。

第1次SG沖海戦


航空機を警戒したΘSGは戦闘機しか飛ばさなかったため、戦艦3の威力に押される。
被害を抑えたかったΘSGは同盟国Θイージス島に援護を要請し、巨大戦艦1、駆逐艦4の支援を受ける。

戦闘は続き、T4439、ΘSGの新型電子戦機『μ-812VN』が人類統合組織ソビエトの潜水艦を撃沈し、ΘSG巨大戦艦『エスジー・シンドローム』も人類統合組織ソビエト戦艦『ガングード』を沈没寸前まで追い詰めるも、あと一歩のところで逃げられる。
T4441、ΘSGは逃げた戦艦を追撃して、初の反撃に出る。

ΘSG巨大戦艦『エスジー・シンドローム』は人類統合組織ソビエト戦艦『ペトロパヴロフスク』を沈没寸前まで追い詰めるも、運は味方せず、またもや逃げられてしまう。

第2次SG沖海戦


戦線が硬直したT4454、人類統合組織ソビエトは戦艦3、駆逐艦4、工作艇4、対獣艇2を派遣。
ΘSGも即座に反応して、迎撃を行うが、派遣位置が遠く困難な状況であった。
人類統合組織ソビエト海軍の近くにはΘSG漁礁が2つあり、当時食料不足に陥っていたΘSGにとっては死活問題となった。
T4460、それまで一切出撃しなかった人類統合組織ソビエト航空隊が初めてΘSGに姿を現し、その数は攻撃機12機。
その次のターンに定置網が破壊され、ΘSGの経済状況は極めて危険な状態に陥ってしまう。

SG反撃


この状況を打開するべく、ΘSGが取った策は、人口を増やして、根本的な国力の底上げを行うことであった。
そのため、T4461、ΘSG人類統合組織ソビエトに爆撃機『P-29』や巨大戦艦『エスジー・シンドローム』など主戦力を結集させる。

しかし、その次のターン、ΘSGは失敗*1を行い、攻撃せず。
次々ターンよりは攻撃を開始するも、得られたのは人口15万人程度であった。

この事にΘSG皇帝オウグテッドは激怒し、スペーシャ提督はその日のうちにその役職を追放された。

第1次オイタイ沖海戦


T4467、ΘSGにて軍港の建設に成功した人類統合組織ソビエトは、続々と艦艇を送りこむ。
これに応戦しようとしたΘSGであったが、その頃ΘSGは経済危機に陥っていた。

SG経済危機


ΘSG外交省は緊急会議を行い、4島からの融資を受けることに成功する。
しかし、ΘSGは根本的に維持費・維持食糧過剰の状態に陥っていた。

苦戦するSG


食料危機に陥っていたΘSGは状況改善のためにイタビチ沖での定置網の新設を開始する。
一方で、オイタイ沖での戦闘は熾烈さを増し、オイタイ湾第2防衛センターが壊滅する被害を受ける。
なんとか人類統合組織ソビエトの艦艇を撃退することに成功するも、ΘSG領域内に建設した軍港はまだ健在であった。

幻の停戦


ΘSGはオイタイ沖海戦にて人類統合組織ソビエトの空母『ワリャーグ』、駆逐艦数隻を撃沈した。
その事で戦闘での優位性を保つ事は難しいと判断したのか、人類統合組織ソビエトΘSGに対して停戦を持ちかける。
一度はΘSGもそれに同意したものの、いつの間にか無かった事になった。*2

甦る空母


ΘSG巨大戦艦『エスジー・シンドローム』は駆逐艦を確かに撃沈したはずだった。
しかし、その駆逐艦は甦っていた。そして、その近くにいたはずの巨大戦艦は彼方にあった。
さらには人類統合組織ソビエト空母『ワリャーグ』もΘイージス島の巨大戦艦が撃沈したはずだったが、こちらもやはり、甦っていた。
この事件は125事件と呼ばれ、ΘSG5大怪奇*3に数えられている。

第2次オイタイ沖海戦


T4481、正式に人類統合組織ソビエトより戦争継続が通告され、人類統合組織ソビエトによる侵攻が再開した。
ΘSGは応戦に苦しみ、今度は海上防衛施設の建設を許してしまう。

しかし、度重なる攻撃によるためか、人類統合組織ソビエト軍艦島より支援を受ける。
ΘSGΘイージス島の支援派遣を打ち切り、漁礁が定置網完成後5Tで枯渇するなど苦しい状況であった。
オイタイ沖での海戦は消耗戦の様相を見せていた。

SG戦線崩壊


T4498頃、両海軍はΘSGオイタイ沖にて苛烈な戦闘を展開していた。
ΘSG人類統合組織ソビエトの戦艦3隻の火力と送りこまれる攻撃機に対してバランスを調整しながら戦闘を行っていた。

しかし、T4500にΘSGの巨大戦艦『エスジー・シンドローム』が撤退を行わずに大ダメージを負うと、続くT4501には空母『スカイフォール』、駆逐艦『フォルト』『レクイエム』が大破する。
さらにΘSG人類統合組織ソビエト戦艦『ガングード』、駆逐艦『スモレンスク』に止めを刺せなかった。

ΘSGは主力艦艇4隻が戦線離脱*4を余儀なくされる中で、人類統合組織ソビエト戦艦2隻の進撃を止める事は出来ず、戦線はあえなく崩壊することとなった。

立て直しを図るソビエト


第2次オイタイ沖海戦にてダメージを負ったのはΘSGだけではなかった。
人類統合組織ソビエトも戦艦『ガングード』・駆逐艦『スモレンスク』が大破、『ペトロパブロフスク』が中破の被害を負っていた。
人類統合組織ソビエトΘSG本土への突入を断念して沖合に撤退し、立て直しを図った。

この頃、人類統合組織ソビエトΘSGに条件付停戦を持ちかけたが、ΘSG皇帝オウグテッドはこれを破り捨てたという。

第3次オイタイ沖海戦


T4515、しばらくの小康期を経て、人類統合組織ソビエトが軍事行動を再開する。
その頃にはΘSG空母『スカイフォール』、駆逐艦『フォルト』『レクイエム』が戦線に復帰し、巨大戦艦『エスジー・シンドローム』もT4516に復帰した。
一方で人類統合組織ソビエト戦艦『ガングード』『ペトロバブロフスク』は未だに損傷が残っている状態であった。

広い地域に転換した第3次オイタイ沖海戦は2方面に分裂し、西オイタイ沖海戦・南オイタイ沖海戦が起こった。

西オイタイ沖海戦
ΘSGは巨大戦艦『エスジー・シンドローム』、空母『スカイフォール』、潜水艦『オーツー』、駆逐艦『レクイエム』を投入。
人類統合組織ソビエトは拠点付近に戦艦『ガングード』、駆逐艦『キエフ』『スモレンスク』を配置している。

南オイタイ沖海戦
ΘSGは駆逐艦『コスモス』『ダリア』『フォルト』を投入。
人類統合組織ソビエトは戦艦『レトヴィザン』、空母『ワリャーグ』、駆逐艦1隻を投入し、砲雷撃戦となった。

戦火は二つに分裂するかと思われた戦況であったが、T4522頃には南オイタイ沖の人類統合組織ソビエト海軍が北上し、西オイタイ沖のΘSG海軍に打撃を与えに行った。この事で戦火は西オイタイ沖に集中することになった。

T4524、わずか2ターンで人類統合組織ソビエト駆逐艦『キエフ』が撃沈され、その後も激戦が続くも、互いに戦線を下げ始め、T4528には終息にむかった。

第4次オイタイ沖海戦


T4531より、ΘSGは駆逐艦全4隻による奇襲作戦を開始する。
ちょうどその頃には人類統合組織ソビエト戦艦『ガングード』『レトヴィザン』が本土へ帰っており、拠点付近は手薄状態であった。
人類統合組織ソビエトの強い反撃も予想されていたが、人類統合組織ソビエトは完全に沈黙していた。
そしてついにT4536、ΘSGの奇襲部隊は人類統合組織ソビエト軍港を壊滅させた。

これによって、4次にわたる拠点の攻防戦はあっけなく幕引きとなった。

停戦


軍港壊滅の1ターン後、人類統合組織ソビエトΘSGに対して無条件での停戦案を提示。
ΘSG皇帝オウグテッドは『この戦は我が帝国の有史の中で最も厳しい戦いとなった。しかし多くの犠牲とともに得られたものもあっただろう。終始攻めに出る事は出来ず、我が海軍部の力は未だ及ぶ範囲ではない。
と停戦の意を表明した。

SG T4538A.jpg
ソビエト T4538A.jpg


停戦直後の両島の様子。
上がΘSG、下が人類統合組織ソビエトである。
ΘSG本土西部のオイタイ沖遠方にあるのが人類統合組織ソビエトの海防であり、その北にある浅瀬の部分が軍港だった所である。
また、オイタイ沖にて建設中なのはΘSGの海防である。
人類統合組織ソビエトでは潜水艦が建造中である。防衛施設が欠損しているエリアはT4461頃にΘSGの巨大戦艦『エスジー・シンドローム』によって砲撃されたエリアである。

T4544に完全停戦を行い、115Tに及ぶ戦争は終結した。



  • 両方ばかすwwwwwww -- 2011-11-25 (金) 23:33:20
  • 一つ聞きたい。共有主義ってなんだ? -- 百里? 2011-11-27 (日) 22:01:00
  • まぁ、設定の一つなんで深く考えなくていいです。元ネタはあるエ★ゲだし… -- つぁーりさま? 2011-11-28 (月) 16:01:15
  • みんなが少しずつ持ち寄って、大きなものを作り上げ、それを共有財産として、みんなで自由に使い合う -- 2011-12-02 (金) 19:15:39
  • 互いの戦力・資源を共有して戦時に共有して使用できるのです。 大和とかも、共有すれば1島でも5隻とかを動かせます。 素晴らしい考えですネ。 -- 2011-12-02 (金) 19:21:12
  • 命賭けて戦うって言ってた提督が処分されるだなんて…(´・ω・`) -- 2011-12-02 (金) 19:25:34
  • どちらかというと、私にはSGの方が共有主義と思えます。    -- ヤンチャボーイ? 2011-12-03 (土) 17:43:23
  • 羨ましい戦争だわほんと。 -- 2011-12-19 (月) 15:18:15
  • 用語解説がついて読みやすくなったww -- [[ ]] 2011-12-20 (火) 14:00:41


用語解説

  • 爆撃機 フォートレス爆撃機と同義。
  • オウグテッド 新SG帝国4代目皇帝。SGを参照。
  • 共有主義 note/共有主義闘争を参照。
  • スペーシャ提督 新SG帝国の元海軍総司令官。王冠聖戦でSG海軍の指揮を取った。
  • 戦艦 金剛型戦艦と同義。
  • 潜水艦 零式潜水艦と同義。
  • 駆逐艦 霞級駆逐艦と同義。
  • 工作艇 スパイダー工作艇と同義。
  • 戦闘機 シュミット戦闘機と同義。
  • 巨大戦艦 大和級巨大戦艦と同義。
  • 電子戦機 メデューサ電子戦機と同義。
  • イタビチ湾 SGの本土南部に存在する湾。
  • オイタイ湾 SGの本土西部に存在する湾。
  • イタビチ沖 SGの本土南部の沖合い。
  • オイタイ沖 SGの本土西部の沖合い。
  • P-29 SGで開発された爆撃機の名称の一つ。SGの海軍を参照。
  • μ-812VN SGで開発された電子戦機の名称の一つ。SGの海軍を参照。

関連リンク
navy01 A海域の戦争
SG


*1 隊移動させると、その隊の全ての艦艇が攻撃しなくなるもの。
*2 125事件によるものと推測されている
*3 他はタウ2世暗殺事件、謎の反転事件、ヴィシュル行方不明事件、バトソンの呪いである。
*4 同盟国へ避難を行った