溶鉱炉戦争 のバックアップ(No.1)


溶鉱炉戦争とは言葉の意味通り、鉄を溶かすための戦争である。この戦争の経緯はすこし複雑なために順を追って説明することにする。 この戦争のそもそもの発端はC海域王者を名乗るアイアンという人物の言動にある。氏は前々から箱庭チャットに現れては暴言を吐く、チャット住人が不快に思う行為(過度な下ネタやささやきによる挑発など)を繰り返し、更には箱庭の掲示板上でも氏の島と思われる(IPやアクセスを割り出さない確実とは言えないが、筆者はほぼ間違いないと思っている)千里中央が同様の行為もしくは他の島の名前をパクるなどの挑発行為を続けていた。これに対しチャットの住人や他のプレイヤーは当初注意や警告を繰り返すもののアイアンは全く意に介さず同様の行為を続けていた。その行動に対し、チャット住人及び他のプレイヤーは武力による解決しか方法はないと判断。折りしも海域間移籍が近かった事もあり、氏の島と思しき千里中央が移籍するのを今か今かと待ち構えるA、B両海域猛者達とアイアン氏によるチャットでの剣呑な空気は更に緊張感を増し、チャットでの論争もまたその緊張感に比例して熱を上げていった。更にC海域では密かに対アイアン連合なるものが発足し、氏が移籍する可能性の高いB海域の面々と水面下で結託していったのである。その移籍を待つ間に氏の所属する同盟である大東亜共栄圏では愛想を尽かせた欧米列強連合国が脱退するという出来事もあった。 そして来る1120T、待ちに待った移籍が始まる。大方の予想通り千里中央の移籍はBであった。ちなみに余談だがかつてC海域の千里中央の同盟員である、欧米列強連合国と大平和帝国も一部の人間にとっては当然に攻撃対象であったが前述の通り欧米列強連合国は同盟を脱退した時点で攻撃対象から外れ、大平和帝国もA海域に移籍した事でなぁなぁになってしまった感は否めない。 兎にも角にも、千里中央はかつての同盟員とすら決別し自分の身一つで戦うことになったのである。 これに歓喜したのは対アイアン連合であった事は言うまでもない。開戦前の時点で既に植民地後の鉱床の所有権についての取引が行われていた事がその余裕ぶりを如実に表している。しかし、事態はそう都合良く転がるものではなかった。