溶鉱炉戦争

溶鉱炉戦争とは言葉の意味通り、鉄を溶かすための戦争である。

この戦争の経緯はすこし複雑なために順を追って説明することにする。

この戦争のそもそもの発端はC海域王者を名乗るアイアンという人物の言動にある。氏は前々から箱庭チャットに現れては暴言を吐く、

チャット住人が不快に思う行為(過度な下ネタやささやきによる挑発など)を繰り返し、

更には箱庭の掲示板上でも氏の島と思われる(IPやアクセスを割り出さない確実とは言えないが、筆者はほぼ間違いないと思っている)

千里中央が同様の行為もしくは他の島の名前をパクるなどの挑発行為を続けていた。

これに対しチャットの住人や他のプレイヤーは当初注意や警告を繰り返すもののアイアンは全く意に介さず同様の行為を続けていた。

その行動に対し、チャット住人及び他のプレイヤーは武力による解決しか方法はないと判断。

折りしも海域間移籍が近かった事もあり、氏の島と思しき千里中央が移籍するのを今か今かと待ち構えるA、B両海域猛者達とアイアン氏によるチャットでの剣呑な空気は更に緊張感を増し

チャットでの論争もまたその緊張感に比例して熱を上げていった。更にC海域では密かに対アイアン連合なるものが発足し、氏が移籍する可能性の高いB海域の面々と水面下で結託していったのである。

また、その移籍を待つ間に氏の所属する同盟である大東亜共栄圏では愛想を尽かせた欧米列強連合国が脱退するという出来事もあった。

そして来る1120T、待ちに待った移籍が始まる。大方の予想通り千里中央の移籍はB海域であった。ちなみに余談だがかつてC海域の千里中央の同盟員である、

欧米列強連合国と大平和帝国も一部の人間にとっては当然に攻撃対象であったが

前述の通り欧米列強連合国は同盟を脱退した時点で攻撃対象から外れ、大平和帝国もA海域に移籍した事でなぁなぁになってしまった感は否めない。
そしてその後の1130T、移籍が完了。

兎にも角にも、千里中央はかつての同盟員とすら決別し自分の身一つで戦うことになったのである。

これに歓喜したのは対アイアン連合であった事は言うまでもない。開戦前の時点で既に植民地後の鉱床の所有権についての取引が行われていた事がその余裕ぶりを如実に表している。

しかし、事態はそう都合良く転がるものではなかった。千里中央が同盟百花繚乱に加わった事により対アイアン連合の空気は一変する。

実は百花繚乱の同盟の規約にはこんな一文があるのである。

「盟約其の一・同盟員が攻撃を受けた場合は、加盟国全てに防衛戦参加義務」

つまり対アイアン連合からしてみれば千里中央一島を叩き潰すために同盟戦争並のリスクを負わねばならないという問題が浮上したのだ。加えて、対アイアン連合の何島かは

移籍前の戦争に巻き込まれてしばらく戦力として期待できない者やそもそもC海域からの上がり組はまともな戦力が整っていない状態であった。

これに対し、危機感を抱いた一部の島は新たな同志を集めるべく東奔西走し何とかD-dayである1250Tまでに百花繚乱と互角に渡り合えるだけの戦力の確保に成功した。

しかし、ここで更に事態は急変する。アイアン氏の島と思しき千里中央が何をトチ狂ったか同盟を自ら脱退、その後B海域全島(開発及び一部の島除く)に宣戦布告をしたのである。

その数なんと(現在)56島、ちなみにこの数字はかの武神ことアレン氏(当時:竜宮島、現在:オーシア連邦)と猛将みかん氏(現在:みかん)

とが打ち立てた記録と並ぶ数字であると言えばその凄まじさがやや理解し易いのではなかろうか。

勿論経緯が似通っていたところで、その結末は同じとは限らないというのは歴史が証明する純然たる事実であることは言うまでもない。
尚、みかん氏は最期に全防衛施設を自爆させることで自決し、華々しく散っていった。、
一方アレン氏は当時、終戦直前に停戦には3000億の賠償金を支払わなければならないという新制度が導入されたことで賠償金に苦しむこととなった。
どのくらいかと言うと3000億×56島である。


  • 16兆8000億円… -- ? 2010-06-10 (木) 12:39:59