その時歴史が動いた~WDの崩壊~ 第二巻 のバックアップ(No.4)


その時歴史が動いた~WDの崩壊~
南アフリカ帝国

向こうが長くなったので2ページ目。VSレッドリボン後を書いていきたいと思います。
あちらは一応完結です。

第四章 枢軸

さて、戦火は消えたS海域であったが、WDの状況は改善されたとは言い難かった。
まず、RR軍との戦いで他の多くの同盟はWDの具体的な戦力を知ってしまったことであろう。
それはつまりWDを警戒する島が増えたということでもある。

特に恐ろしいのは旧OUTER HAVEN加盟国が脱退して結成した枢軸である。

  • OH時代に交戦しており、爆撃を受けた島もある。
  • A海域時代後半から力をつけ始め、人口400万オーバーの島が3島。
  • 人口に裏打ちされた経済力と軍事力

以上のことからいずれWDと衝突することが予想された。 従ってWDとしては攻撃を避けるために不可侵以上の条約を結ぶ必要があったのである。

交渉開始

ところが意外にも大きな反対は無かった。
というのも、向こうが条件をつけてきたからである。
条件はBFへの共同派兵であった。
枢軸は新設されたBFに進出したいらしいが、そこにやってきた帝国やピーピー島の戦艦部隊が強力で手も足も出ないらしい。
向こうにとっては渡りに船であったろう。
枢軸は帝国を主な仮想敵国としていた模様。
以下の条約を結ぶことに成功した。

  • 1500Tまで帝国からの攻撃があった際防衛の援護
  • 1600Tまで相互不可侵
  • BFを分割統治。領土の境界線などは複雑なので省略

BFへの派兵

そんなこんなでBF派兵が決定し、部隊を派遣することになったのだが、この頃から既にWD軍の編成の偏りが現れていたと思う。
まず、帝国軍の主力の大和6隻に対し、こちらの大型艦は3隻の金剛、2隻程度の大和であり、圧倒的に火力不足であった。
これは後に南アフリカ帝国崩壊の際にも帝国所属艦船を脅かせないという形となって現れていた。
また、それを補うホーク攻撃機も数の不足、シュミットによる妨害で殆ど活躍できず、大和を防ぐ手段とはならなかった。
結果こちらが建設しようとしていた施設も、枢軸の施設も壊滅状態に陥ることになる。
結果だけ言おう。派兵は完璧に失敗した。多数の食料を使って派遣した艦隊は全く成果を挙げられずに帰還する。
元より枢軸との条約で生じた義務を履行するためだけの派兵であり、こちらの士気が低かったことも原因である。
しかしWD内部では軍編成の問題は顧みられることもなく、ただ枢軸との条約締結を喜ぶ声が聞かれるばかりであった…

SLへの侵攻

BFへの派兵は失敗に終わったが、これによりレッドリボン軍とその取り巻きであるSKY LINEを叩く態勢は整った。

  • WD単独 VS SLは実に8:4の戦力比
  • 唯一介入の恐れがある帝国に対しては枢軸を援軍に呼ぶことで対処

これによりほぼこちらは敗北しない態勢になったと自分自身確信していたし、一息にSLをたたき潰すのが最善だと信じていた。

指揮系統の問題

ところが巨大同盟WDには戦力の偏り以外にもう一つ大きな問題があった。
指揮権の問題である。

WDに加盟している島をよく見てみると、神聖トロイ帝国、ガルテア連邦、南アフリカ帝国など過去に盟主を務めたことがある国が多いことが分かる。
これが生み出したのは指揮系統の混乱であった。
この問題はモウロ、ソリドール、皇帝で頻繁に会議を行うことで表面化はしていなかった。

異議申し立て欄

ご自由にどうぞ。

  • やっぱり時代は戦艦なのか… -- 鍵十字の総統? 2010-08-03 (火) 01:41:33
  • 少なくともWDが帝国を陥落させられなかった理由は戦艦でしょうね。特に大和 -- 皇帝? 2010-08-03 (火) 03:14:32
  • レッドリボン軍とその取り巻きであるSKY LINE  だから関係ないと何度言えばw -- あっぺ? 2010-08-03 (火) 20:36:07