あいうえ童話~あいうえ王国物語~ のバックアップ(No.1)


昔々,あるところに,あいうえ王という王様がおりました。
 また,同じ国にかきくけ公という公爵と,さしすせ僧というお坊さんがおりました。
 ある日,かきくけ公とさしすせ僧は,たちつて塔という塔のてっぺんで,なにやら密談をしていました。
 その相談と言うのは,なにぬね野という野原で,はひふへ砲という鉄砲をぶっとばし,あいうえ王を亡きものにしてしまおうというものだったのです。
 しかし,悪事千里を走るです。
まみむメモというクーデター計画のメモが,どこからか,あいうえ王の手に渡ってしまったのです。
 あいうえ王は,かきくけ公とさしすせ僧を城に呼び,「お前たちは何がためにこんな事をしようというのだ。やい,ゆえよ」と問いました。
とうとう二人は,らりるれ牢という牢屋に入れられてしまいました。
 あいうえ王は,子供のわいうえ王子に,「お前も,こんな事がないように,しっかり国を治めるのだよ。」と話しかけました。
すると,まだ幼いわいうえ王子は言いました。
 「ははっ、天災の僕がそんな愚かなことをするわけがないでしょう?愚かな父上ぇ??」

あいうえ王国は今日も大平和。めでたしめでたし
                               完 

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