移籍前12ターン戦争 のバックアップ(No.10)


移籍前12ターン戦争とは、D海域でアンタレス王国静かの海の間でT366からT377まで12ターンにわたって争われた戦争である。
静かの海では定置網紛争と呼称される。

移籍前12ターン戦争(定置網紛争)
交戦期間:ターン366 - ターン377(ただし戦争期間はターン373 - ターン379)
主な戦地:静かの海及びBattleField1
結果:移籍に伴う停戦交渉の妥結、静かの海の経験値及びBF1での拠点の獲得
備考:静かの海発見後初の戦闘
交戦勢力
静かの海
アンタレス王国
艦隊戦力
静かの海―メテオ潜航艇:3
―霞級駆逐艦(対潜型):2
霞級駆逐艦(水雷型):6
霞級駆逐艦(防空型):1
カメレオン対獣艇:2
アンタレス王国―霞級駆逐艦(防空型):3
霞級駆逐艦(対地型):1
霞級駆逐艦(水雷型):1
メテオ潜航艇:3
零式潜水艦:2
艦隊損害
静かの海―定置網:1
―なし
アンタレス王国―定置網:1

戦争の流れ

背景

移籍を間近に控え、アンタレス王国はD海域唯一のBFであるBF1から艦隊を撤退、軍港を次々に払い下げていた。そんな中、(17,2)の海上採掘基地と(3,11)の定置網だけは撤去せずに残していた。払い下げられた民間軍港を風の会などが買収。

そうした中で、(3,11)の定置網にほど近い軍港2港を静かの海が買収したことが戦争の発端であった。

T354、静かの海アンタレス王国の観光者通信に以下の書き込みをする。

ターン354:月読スイバ >(秘) 移籍に備えてBFから艦隊を引揚げておられるようですが、BF(3,11)の定置網をこちらで破壊させて頂けないでしょうか。 (静かの海)

発見後まもなく、戦争を経験していなかった静かの海の、艦隊編成のための総獲得経験値を求めてのことであった。

アンタレス王国は即座にこれを拒否。

ターン355:謎の人 > BFの定置網はまだ使っています。枯渇するまで無理ですね。(アンタレス王国)

しかし、静かの海は定置網を諦めず、T365にアンタレス王国に次のように通達する。

ターン365:月読スイバ > 当該定置網を艦隊の護衛がないことを理由に撃沈させてもらいます 。 (静かの海)

これと同時に静かの海はホーク攻撃機とシュミット戦闘機を軍港から発進させた。

アンタレス王国はこの通達に怒り、次のターンに静かの海に宣戦布告する。
なお、この時点で静かの海は総獲得経験値は1*1で艦隊戦力がなく、戦闘中に何とかLv.3まで経験値を稼いでメテオ潜航艇による自爆戦を行うつもりであった。

BF1に於ける戦闘

T366にアンタレス王国は霞級駆逐艦(防空型)×1、霞級駆逐艦(水雷型)×1、零式潜水艦×2、シュミット戦闘機×9からなるウラノス艦隊をBF1に派遣。その中のシュミット数機が静かの海所属機を射程に捉えた。
T367、静かの海のホーク攻撃機が2機、シュミット戦闘機が3機、アンタレス王国のシュミット戦闘機が1機撃墜される。しかし、レート差の関係でアンタレス王国の経験値は減少、静かの海の経験値は大幅に増加した。
それからしばらくはアンタレス王国のシュミットが巡回していたこともあり、戦闘はほとんど行われなかった。
T369、アンタレス王国のシュミット戦闘機が全て帰投する。これをチャンスと見た静かの海はT371に再びホーク攻撃機を発進させる。
T372、アンタレス王国はシュミット戦闘機を再び派遣するが、定置網はタッチの差で破壊された。
この頃、BF1の南西部で所属不明のフェニックス戦闘攻撃機が出現。これにより静かの海は運よく本土決戦に備えメテオ潜航艇の建造に着手できるだけの経験値を確保した。

静かの海沖海戦

BF沖海戦の最中、静かの海に次のような連絡を行っている。

ターン371:まにゅにゅ > 既倒友好国設定と艦隊派遣させてください (〒島)
ターン371:まにゅにゅ > 既倒友好国設定と艦隊派遣させてください (〒島)
ターン371:まにゅにゅ > 間違えました 既倒→貴島に^^ (〒島)

静かの海に返信しているが、通信文は失われた。*2
T373、宣戦布告後の猶予期間が切れて開戦すると同時にアンタレス王国静かの海に艦隊を派遣。
→霞級駆逐艦(防空型)×2、霞級駆逐艦(水雷型)×1、霞級駆逐艦(対地型)×1、零式潜水艦×2、メテオ潜航艇×2、ホーク攻撃機×4、シュミット戦闘機×5
次のターン、静かの海に援軍を派遣。
→霞級駆逐艦(防空型)×1、霞級駆逐艦(水雷型)×6、霞級駆逐艦(対潜型)×2、カメレオン対獣艇×2、シュミット戦闘機×6を派遣。そのターンから激戦が展開される。

T374、のシュミット戦闘機が2機墜落。
T375、のシュミット戦闘機が2機、アンタレス王国のシュミット戦闘機が1機、ホーク攻撃機が1機墜落。静かの海の初期都市が3つ壊滅。
T376、静かの海の初期都市&ハリボテが壊滅、アンタレス王国のシュミット戦闘機が3機、ホーク攻撃機が3機帰投。
T377、静かの海の初期都市×2と森、定置網が壊滅。しかし、静かの海の定置網は下図のような配置となっており、実質的な被害とはならなかった。

また、アンタレス王国のメテオ潜航艇がの霞級駆逐艦(水雷型)に体当たりするも、撃沈はできず。

終戦

T377、静かの海アンタレス王国の観光者通信を通じ、停戦を記帳によって打診。

ターン376:月読スイバ > 第三国の介入もあり、今後戦線は泥沼化していくことが予想されます。さらに、双方とも戦略目標を喪失しました。 (静かの海)
ターン376:月読スイバ > の辺りが潮時ではないでしょうか。今なら相互に無条件での停戦を受け入れる用意があります。ご検討ください。 (静かの海)

アンタレス王国はこれを受け、T378に全艦隊を撤退させる。同時に、静かの海アンタレス王国は停戦打診を行い、次のターンに静かの海がこれを受諾。戦争は終結する。

各国の戦果・損害

アンタレス王国

戦果損失
難民26500人ホーク攻撃機×1、シュミット戦闘機×3、定置網×1

静かの海

戦果損失
経験値23pt人口推定53000人、定置網×1、ホーク攻撃機×2、シュミット戦闘機×3

戦果損失
なし経験値4pt、シュミット戦闘機×4

その後

アンタレス王国

B海域に移籍するも、資金・食糧不足に陥る。

静かの海

経験値を0から大幅に増やし、霞級駆逐艦3隻、ひゅうが級護衛空母1隻を建造して初の艦隊を編成する。獲得した漁礁、軍港を足がかりにBF1の支配を強化し、対獣・対所属不明戦に励んだ結果D海域の強豪にのし上がる。
430ターン頃、僅か80ターン程度で総獲得経験値海域1位を達成した。

B海域に移籍。

まとめ

アンタレス王国はほとんど資源を浪費しただけに終わった。難民26500人がせめてもの救い。
静かの海は人口以外の被害をほとんど受けず、逆に経験値を大量に獲得した。
は戦争の経験を積むだけに終わった。

ターン377:まにゅにゅ > 次ターン終了後にBに移籍なんでこのまま放置させてもらいます~ (〒島)
ターン377:まにゅにゅ > ほほーい、損害受けたけど戦争の経験つめたしよかった^^ ありがとね^^ (〒島)

アンタレス王国島主としての率直な感想

静かの海に停戦を申し出られて停戦したのは絶対間違いだった。もう少し粘っていれば利益をわずかでもあげられたはずだ。なぜなら、定置網がもう一つ零式潜水艦2隻の射程内にあり、しかも耐久が一桁だったから。なぜあそこで兵を引いてしまったんだろう。悔しい。悔しすぎる。

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理由があったら教えて下さい(別に全然関係ないことでもいいよ)。

  • 関係ないことですが、やはり対地霞より -- 2012-08-20 (月) 08:19:06
  • 使いやすい対地艦艇が欲しいですね。 -- 2012-08-20 (月) 08:19:26
  • それがあればもっと人口を奪えたと思います -- 2012-08-20 (月) 08:27:03

静かの海島主の見解

我が国初の戦争であり、経験値0から空母を建造できるまでになったという点で非常に意義深い。途中参入でのし上がることの厳しいこのゲームであるが、この戦争は先進国でも下手をすればLv.0の島を落とせないこともあるということを示し、後進の他国にも参考となるだろう。ただし、の介入のことも当然であるが、当時アンタレス王国がフォートレス爆撃機を建造できないレベルだったことを考慮しなければならない。

停戦のタイミングであるが、私は双方ともにとって最適であったと思う。我が国は当時発見後まもなく、第三勢力たるの介入により助けられたのは致し方なく、大変ありがたいが、介入にもし何らかの意図が働いていたらという懸念や、介入が長引いて我が国の頭越しの戦争となってしまう恐れもあった。アンタレス王国は、例え定置網一つを破壊したところで戦争の大勢に影響はなく、感情的な継戦による戦費増大と比べても得であるとは思えない。まして、戦闘が長引いての優位が決定的となることは双方にとって回避するべき事態だったはず。せっかく作ったメテオ潜航艇3隻が不発に終わったとしても、我が国は総獲得経験値の戦略目標を達成しており、もともと戦略目標のなかったアンタレス王国が資金不足もあって無条件の停戦を呑むであろうこの時点が交渉に最適と判断したのである。

ちなみに、私がアンタレス王国島主だったら、新たに条件を提示して停戦交渉を少しだけ引き延ばし、定置網を破壊してから停戦したであろう。経済的・戦略的に無意味であっても経験値は惜しく、かといって継戦もできず、さらに双方とも停戦を望んでおりいずれ妥結することが明らかだったからである。戦力が劣勢であった静かの海にとって、たとえ双方の損失が同程度だったとしても無条件即時停戦は一つの賭けであり、この手を使われないか結構ヒヤヒヤしたものだ。

箱庭戦史
navy04 D海域の戦争


*1 アンタレス王国側の記述による
*2 がB海域に移籍したため。