春休みの戦い のバックアップ(No.15)
- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- 春休みの戦い へ行く。
- 1 (2008-03-06 (木) 17:41:55)
- 2 (2008-03-06 (木) 17:57:44)
- 3 (2008-03-08 (土) 13:48:31)
- 4 (2008-03-08 (土) 13:48:31)
- 5 (2008-03-14 (金) 04:00:32)
- 6 (2008-03-15 (土) 10:44:51)
- 7 (2008-03-15 (土) 15:59:37)
- 8 (2008-03-15 (土) 18:55:46)
- 9 (2008-03-16 (日) 05:53:27)
- 10 (2008-03-16 (日) 08:58:12)
- 11 (2008-03-16 (日) 12:04:58)
- 12 (2008-03-18 (火) 05:04:08)
- 13 (2008-03-18 (火) 11:10:29)
- 14 (2008-03-18 (火) 19:28:47)
- 15 (2008-03-19 (水) 15:47:10)
- 16 (2008-03-20 (木) 02:02:00)
- 17 (2008-03-20 (木) 05:15:11)
- 18 (2008-03-20 (木) 09:53:45)
- 19 (2008-03-20 (木) 18:30:32)
- 20 (2008-03-23 (日) 22:46:10)
- 21 (2008-03-28 (金) 23:37:39)
プロローグ
戦争の発端「第四海域に血を」
3010ターン、当時、盟主間で友好関係を設定していた¢第四海域防共同盟と℃フロンティア館。
その関係は¢第四海域防共同盟が盟主サピン共和国により一方的に破棄される。これこそがおよそ80ターンに及ぶ春休みの戦いの発端であり、ほぼ同ターンに、¢第四海域防共同盟と、NERV本部、蜀、そばは次々と℃フロンティア館に宣戦布告する。
戦争の目的については、、¢第四海域防共同盟以下の連合(以下防共連合と呼ぶ)が明確な要求をしていないことや客観的なデータが存在しないことからおよそ推測になるが、おそらくは戦争そのもの、すなわち、経験値や難民であろうと考えることができる。
戦争の序盤「同盟間戦争で大事なひとつのこと」
戦争開始とともに防共連合は、℃フロンティア館の中でも盟主であるCARLSBERG島と、アトランティス
に狙いをつける。同盟間戦争において盟主を狙うことは一応のセオリーであるとしてもアトランティスを狙った理由は定かではない。その当時のアトランティスが攻撃し易いとでも判断したのであろうか。こうして、防共連合のサピン共和国、あーあ、EFEポートモレスビー島は、CARLSBERG島へ、†死の天使☆FREEDOM†、蜀、そばはアトランティスへ、艦隊を派遣した。なぜアトランティスを狙ったのかは定かではないとしても、作戦の大枠は3対1の状況を一時的に作ることにより、国力で勝る℃フロンティア館を数で圧倒し、早期決着をということであったのであろう。
しかし、防共連合にとって、結果的にこれが戦争序盤の優劣を決する失着となってしまう。
数で圧倒しようとした防共連合であったが、連携がうまくとれず艦隊派遣ターンがずれてしまうのである。一国一国の国力では到底かなわない防共連合の国々は、CARLSBERG島、アトランティス両島で各個撃破される。防共連合の希望にも見えた亜細亜重工業のCARLSBERG島への宣戦布告も、少なくともこの時点では戦況を転換させるほどの出来事ではなかった。開戦に備えていたうえ、即座に状況を把握した℃フロンティア館はCARLSBERG島とアトランティスに戦力を集中したのであるから、当然といえば当然の結果と言えよう。
3025~3030ターン、防共連合は一時撤退を余儀なくされる。
戦争の中盤1「他山の石」
戦争序盤で自艦隊をほぼ壊滅させてしまった防共連合、対照的に℃フロンティア館はCARLSBERG島とともに同盟内での二強をなす天弓!天弓!の帰還もあって順調に反撃の準備を整えていた。はっきりいってこの時点で戦況は五分、突き詰めていけば多少℃フロンティア館に傾いていたかもしれない。とはいえ、防共連合も若干の艦隊を残しつつ、なお艦隊増強を行なっていたのであるから、お互いに予断を許す状況ではなかったといえよう。
そこで次の一手。
3025ターン、ついに℃フロンティア館は反撃の狼煙を上げる。℃フロンティア館黒炎島がサピン共和国に宣戦布告したのである。
その後矢継ぎ早に3032ターンに天弓!天弓!、3033ターンに主食:卵かけ御飯、が布告し。少し遅れて、3038ターンアトランティスが布告した。このことによって℃フロンティア館全軍がサピン共和国に布告したことになり、℃フロンティア館による大反撃作戦の全容が明らかになった。
これに対して、防共連合はサピン共和国を防衛するため亜細亜重工業、あーあ、NERV本部が援軍を派遣する。
ここで注目すべきはやはりフロンティア館各国の布告ターン数にばらつきがあることだろう。もちろん、布告と派遣は必ずしも符合するものではないが、今回の場合は符合した(筆者の予測の域を出ないが、この反攻は黒炎島単独の布告に他島が追随してしまった結果であって、十分に練られた作戦ではなかったのかもしれない)。奇襲において、いや、同盟間戦争において決してしてはいけない個別の派遣という過ちを、フロンティア館は犯してしまったのである。言うまでもないが、奇しくもこれは防共連合が戦争序盤に犯した過ちとまったく同じものである。
ところで、戦争には、防衛施設の傘を使えることなどから守備方が有利というセオリーがある。実は、サピン共和国にはこの類の施設はそれほど配備されていなかった。しかし、結果から言えばこのサピン共和国攻防戦は圧倒的な防共連合の勝利に終わる。
なぜか。
その理由は、前述のとおり℃フロンティア館の作戦失敗ももちろんであるが、新しく参戦した亜細亜重工業、戦争序盤力を温存していたNERV本部、そして、国力では盟主サピン共和国をも凌ぐあーあら三国の実力が℃フロンティア館の予想をはるかに超えるものであったからに他ならない。
こうして、わずか数ターンで℃フロンティア館は全軍撤退を強いられるまでに戦力を削がれてしまう。サピン共和国の被害も島の一部に被弾する程度であり、これにより戦争の趨勢*1は決まったかに思われた。
戦争の中盤2「敵前逃亡」
戦況は防共連合の有利。この時点でそれは火を見るより明らかであり、防共同盟がこのチャンスを逃すわけもなく3045ターン、CARLSBERG島にそばとEFEポートモレスビーの焦土部隊が派遣。これと平行して、蜀とOrbit(現Federation Of Southern Cross)がアトランティスに艦隊を派遣する。その結果、CARLSBERG島は島の四分の一ほど、アトランティスも島の五分の一ほどを被弾する。防共同盟はそれなりの戦果を挙げたのだ。
ところが、意外にも防共同盟はそれ以上の深入りはせず、この二度とないとも思えるチャンスを見送る。誰よりも一番驚いたのは℃フロンティア館だったのではないか。
もっとも、筆者に言わせればこの判断は何も不思議ではない。少し考えてみよう。おそらく、防共同盟はこう思ったのではないか、
「悪いことにCARLSBERG島は、島の形(二辺端寄せ・左下型)と適切な防衛施設の配置ため攻めにくい。先の作戦が失敗したのは連携のミス以外にそこにも理由がある。とすれば、次は数の利を生かし大量の艦隊を同時に送らねばならない。ところが、我等が盟主サピン共和国は今復興に忙しい。これでは大規模な攻勢は無理だ。つまるところCARLSBERG島への反撃はまだ早い。そもそも、もっと攻めやすい島があるのじゃないのか・・・」
と。
とはいえ、一時的にせよこのチャンスを見送ることは、単に反撃の芽を摘むことだけでなく、相手に回復の時間と攻撃のチャンスを与えることでもあると防共同盟は気がつくべきであった。3055ターン黒炎島がそばへ宣戦布告をしたのである。
勝利を確信していた矢先の布告である。そばは本当のところ随分と焦ったのではないだろうか。
複数間戦争のメリットはまさに複数で攻め入れることにあるが、それは同時に複数に攻めいれられることでもある。つまり、同盟間戦争では自らの島が大規模な戦場になることも当然に覚悟しなければならないのだ。とはいえ、災厄が目の前に現れるまで、人間は覚悟とは裏腹に意外と物事を楽観的に考える傾向がある。夏休みの宿題といえば思い当たる人もいるだろう。
こうして、3056ターンに主食:卵かけ御飯がそばへ宣戦布告することにより、天弓!天弓!を除くの℃フロンティア館の四島がそばと交戦状態に入る。
しかし、結果から言えば、このそば攻防戦は失敗であった。℃フロンティア館の派遣艦隊は黒炎島、主食:卵かけ御飯のみであり、それだけでは防衛施設が適切に配置されているうえNERV本部艦隊が防衛するそばを落とせるはずもなかった。それどころかノーガードの主食:卵かけ御飯は、そばからカウンター艦隊を派遣される。みるみると主食:卵かけ御飯は焦土と化していく。
℃フロンティア館が二島でそばを落とす計画を練っていたと考えるのはあまりにも現実的でないから、おそらく、これも黒炎島の単独の派遣に主食:卵かけ御飯のみが賛同したと考えるのが妥当であろう。CARLSBERG島とアトランティスは自らの島が戦場になったことで防衛隊を割いてまで派遣する勇気を失っていたし、天弓!天弓!も盟主であるCARLSBERG島を守ることで必死であった。彼らが黒炎島に同調しなかったのも無理はない。結果論だが、二度あることは三度あったのである。
そして、運命の3067ターン。この戦争最大の事件が起こる。
いや、事件などという言葉では片付けてはいけない人為的なものがそこにはある。この出来事は戦争の勝者(というよりも敗者)を決定するのに大いに影響するわけであるが、敗者にとってはもちろん勝者にとってすら手放しに喜べる出来事ではなかった。世が世なら軍法会議を待たずに銃殺刑である敵前逃亡。すなわち黒炎島の放棄である。
戦争の終盤「春よ、こい」
自らの将来を憂れいたのか、仲間に愛想が尽きたのか、それとも、ただ単に飽きたのか。黒炎島は島を放棄した。
過去、我々の箱庭で敵前逃亡がなかったわけではない。6同盟間紛争における、護国の鬼特攻要塞【回天】や最強はその際たる例である。
しかし、他の者もやっているといって敵前逃亡が許されるわけでは決してない。PCの向こうには人がいる。ネットとはいえ、いや、顔の見えないネットだからこそ責任を真剣に考えねばならない。無邪気な幼稚園児なら我々もしかたないなと許すこともあるだろう(幼稚園児は箱庭などできるはずもないが)、しかし、そうでないならば戦争中に特に理由も告げず放棄するなど言語道断である。
・・・話を戻そう。3070~戦況はいよいよ決定的になっていく。
着実に焦土と化している主食:卵かけ御飯に、防共連合の増援が出現する。これに対して℃フロンティア館は主食:卵かけ御飯の防衛を図るためいくらかの艦隊を派遣した。しかし、その抵抗もむなしく主食:卵かけ御飯は島の二分の一ほどに被弾し、その順位を大幅に下げる。ついには、盟主CARLSBERG島に大地震が発生する。このときフロンティア館でまともに島の運営ができていたのは天弓!天弓!だけであった。防共連合もさすがにこれを哀れんだのか、これがこの戦争の全面的停戦の直接的なきっかけとなる。
3073ターン、防共同盟から℃フロンティア館に停戦意志の確認がなされ、3084ターン℃フロンティア館がこれに応じる。その後滞りなく各国の間で停戦がなされおよそ80ターンに及んだ春休みの戦いは終結した。
戦争後記
*1 すうせい、時間の流れにつれてどのようになっていくかという意味