SG のバックアップ(No.12)


SGとは、C海域(v02)に存在する島である。
島主はστ(シグマ-タウ)。


島の発見

SGはA海域におけるT3281(以後AT~)、C海域におけるT1225(以後CT~)、現実世界における5月18日(以後RT~)に発見された。

発見はシグマ・Σ・メレトス(以後シグマ)、タウ・Τ・フリュー(以後タウ)の2名によるものである。
シグマ、タウ両者ともに国際先進国派遣団(略称:PIIE)の所属員であり、新しい開発拠点となりうる島を探索中にSGを発見した。

シグマ、タウの手記である「支方見聞録」*1によると、以下のように記されている。
発見当初、SGと名付けたこの島は面積約3300万坪、森林約400万坪、平地1800万坪と開拓・生活に適した環境であった。
我々はすぐさま開発を開始するためにPIIEへ連絡を行い、農業を開始した。
インタウンは我々の事をあたたく迎え入れてくれた。その数は1000人程度と思われる。
そのため我々は1300人の移民を行ったが、それでもインタウンとの共存を目指したのである。

インタウンとはSG原住民の事であり、非常に温和な民族である。

原住民の生活


原住民、インタウンらの生活は彼らの信仰しているイヘスヤ教の影響が強い。
イヘスヤ教は唯一神、大地の神グロウを信じ、自然を大事にしてきた宗教であった。
そのため、インタウンの生活も自然共生の生活スタイルであり、それがSGの自然を守ってきたと考えられている。

CT13世紀の支中海世界


SGが発見された、CT13世紀/AT33世紀の支中海世界は、江洲海の島々の民族が江洲海の地殻変動による島の沈没の危機を知り、支中海に新天地を求め、優秀な人材を引き連れて支中海の島を開拓し始めていた。
そんな中、一部で元江洲海民族による同盟の組織がなされていくものの、それでも支中海で大きな勢力を築いていたのが同盟『Ω花守』であった。
CT12世紀初め、支中海唯一の軍事同盟であった『†赤衛隊Ⅲ』とそれに警戒をしていた『Ω花守』の前身である『♪Union.』『〆混沌時空』との間に戦争が勃発する。(参考→自設自壊戦争(1112~1160))
この戦争によって、『†赤衛隊Ⅲ』は消滅し、支中海において目立つ軍事行動は忌避されるようになる。そのために、CT13世紀/AT33世紀は"超平和の1世紀"と呼ばれるようになった。

国家の形成


島の発見から7Tが経過したころから、SG内での国家形成の動きが出始める。
それまでは各集落(サークル)を形成し、それぞれが独立しているという生活形態を持っていたインタウンの中に移住民が入りこむという形であったが、インタウンよりも移住民が多くなってきたことにより、それまでのインタウン主体のサークルでは移住民の不満がたまり、移住民らの要望を受けて、シグマ・タウによるSG全土にわたる国家形成が進められることになった。しかしながら、シグマとタウの目指した国家形態は大きく異なっており、シグマは共和国制を、タウは帝国制を支持し、この事ををめぐって大きな混乱が起こった。(二対政治の始まり)
この混乱の中で、インタウンらの多くは現状の民主制(サークル内における)を支持し、シグマ・タウ両者や移住民との間に大きな軋轢を生むことになる。
しかし、インタウンでありながらも青年ジョン・バラウは共和制を支持し、ジョンはインタウンと移住民の仲介役として大きな役割を果たす。ジョンの活動によって、インタウンらの半分程度までが共和制を支持する結果になった。
これにより一気に支持を強めたシグマとは反対にタウはPIIEの中でも孤立し始めていた。そのためタウはやむなく帝政支持を諦め、共和制を支持するようになり、SGは共和制で全土統一、SG総会が設置されることになった。

SG総会とニ対政治


SG内部の共和制確立のためにまず設置されたのが、SG総会である。
SG総会はインタウンと移住民が約半分ずつ出席し、SG内部の開発などについて話し合うためのもので、政治に関してはまだ整備はなされてはいなかった。
しかし、SG総会でも特に大きな影響力を持っていたSG最大のサークル『アベネ』の長であるマルサ・オウバとSG移住民代表であるタウによる開発に関する意見の相違などが度々起こり、開発は遅々として進まず、マルサ、タウは分かりあう事なく、SG総会はマルサ派とタウ派で二分されることになり、ここからニ対政治が始まることになる。

国家の確立


南北分裂


共和制という形で一時期はSG統一がなされたものの、ニ対政治によってSG総会は分裂し、CT1236には共和制である南SG(マルサ主導)と帝制である北SG(タウ帝)に分裂してしまう。
南北SG間での抗争(南北戦争)は長く続き、CT1255に南SGの共和制が崩壊し、ニ対政治は終わりを告げる。

古SG帝国


SG帝国旗

南北戦争に勝利したタウはマルサを捕まえ、見せしめのために公開処刑した。(タウ独裁政治
マルサ側であったシグマはタウの追手から逃げ、そののち消息が分からなくなった。
マルサ、シグマの二人が居なくなった事でタウは独裁政治をさらに強めていくことになる。

タウ帝の野望


タウは帝国の強大化を求めて、島の埋め立てや海軍の増強を推し進める事にした。(タウの国土改革
それまでSGにはPIIEからの支援などが貯めこまれており、タウ帝はそれを利用して、PIIEに頼らない小国家の建設を目指す。

海軍の設置


タウはCT1261に最初の国営軍港を建設し、CT1266に完成させた。
完成後直ぐに、タウは工作艇を3隻建造した。
タウはこの工作艇3隻を利用して、島沖合での軍港建設および開発を進めていくのであった。

第1~第3住宅地区


タウはバァフイワ、ハガンジェジュ、ビオポーアそれぞれに軍港を建設し、その周辺地区を埋め立てによって形成した。*2それらは「住宅地区」と呼ばれ、第1地区(バァフイワ地域)、第2地区(ハガンジェジュ地域)、第3地区(ビオポーア地域)と命名された。
これら住宅地区はそれぞれ住民60万人までが収容できるように設計されており、そののちの国家繁栄のための基盤とされた。

旧SGの発見


タウは国の巨大化を受けて、SG総会を解散させ、SG統制本部(国家最高機関)を設置し、第4~7住宅地区造成にむけて工事を進めていた。
その工事の最中、埋め立て工事のため、海中を捜索していると、過去の遺構が発見された。*3
その遺構は高度な技術を保有していた民族の物と見られ、その中で航空機や艦艇の残骸も発見された。
SG統制本部はその残骸を回収し、研究した。その結果、U-22(戦闘機)とWat-10B(攻撃機)の開発に成功した。

軍備の拡充


タウはU-22とWat-10Bの開発成功の知らせを受けて、外敵の侵入に対抗するために、軍備の拡充を造成工事と同時に進める事にした。
まずタウが着手したのは防衛網の整備であった。防衛網の根幹となる軍港の建設を進め、ジャガエル・ビチアナ・ポイタバイジャフイ・ピアウーバ・イウオーインの5か所に軍港を建設する事を決定した。*4

海軍初の戦闘艦の建造


U-22、Wat-10Bの実戦配備*5が始まり、帝国上空を戦闘機が飛びかうようになっていた。しかし、航空機の仕組みについて完全に解明されておらず、事故の危険性も高かった。
そのため、タウは早急な水上戦闘艦の自力開発を指示し、海軍局はUro(軽駆逐艦)の開発を進めた。
Uro1号艦はCT1450の建造開始を計画し、ほぼ予定通りCT1453には建造が始められた。

タウ2世統治下の帝国


CT1455、タウ帝が急逝し*6タウ2世が帝王となった。
タウ2世は帝王としての責務をSG統制本部統括であったマカルスに丸投げし、自身は遊んで暮らすようになっていた。
その中で、武士オナーウ・U・アウイバウがタウ2世に近づき、政権を牛耳ろうと画策した。*7

オナーウの策略


オナーウはタウ2世に対し、軍事力の拡大と海外侵略を進言した。それに従いタウ2世はUroの2号艦~5号艦の建造、Uroの次世代艦であるeUroの開発を進めるように海軍局へ指示を行った。*8
オナーウはさらにタウ2世に対し、国民の増加や島拡大化などを進言し、帝国の経済的転覆を目論んでいた。
その一方で、オナーウは帝国維持軍を海軍とは別に設置し*9、自らの私的軍に仕立て上げたのであった。

イエヌバクィの反乱


オナーウによる帝国転覆計画が着々と進む中、海軍局局長イエヌバクィによる帝国崩壊の反乱がおこる。*10
イエヌバクィはタウ2世に取り入ろうとするオナーウを危険視しており、またタウ2世の丸投げ政治に対しても憤慨していたのであった。
イエヌバクィは250人に及ぶ同志を引き連れて、完成したばかりのUro-1を占拠し、タウ2世の住む皇居とオナーウ邸に向けて砲撃を行う。
この砲撃によって、皇居は半壊、オナーウ邸は全壊・全焼の被害を受け、タウ2世は重傷を負い、しゃべることすらままならなくなってしまった。
Uro-1は帝国維持軍(500人程度)によって舵を破壊され、航行不能になり、航空機からの煙幕によって、砲塔を無力化させた後、維持軍が短艇から乗り移り、反乱は鎮圧された。
イエヌバクィはUro-1の艦橋にて自害を図るも、死にきれず捕縛。そののち禁固300年になる。

新SG帝国


オナーウはかろうじて生きていたタウ2世を暗殺し、新SG帝国を建国*11











  • ただの島開発をよくここまでお話にできるな...www -- ? 2011-05-24 (火) 06:03:58


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*1 支方とはC海域の事である。支中海とも。
*2 T1280頃
*3 CT1350頃
*4 CT1385決定、CT1431完了
*5 CT1410頃~
*6 事故死
*7 CT1455
*8 CT1459
*9 CT1468、Uro-1の完成と同時期
*10 CT1771
*11 CT1772