航空機の運用
hako.joying.netでは、海軍とは別に空軍が設置されている。
リアルでは制空権は制海権に直結するというのは最早常識である。
箱庭が全てリアルに準じる訳ではないが、空軍を効果的に運用するのは重要なことだ。
特徴的な「空軍」システムを理解することから始めてみよう。
システム解説
「空軍」システムについて説明していく。
発進、発艦
航空機は、軍港または空母に隣接するHEXで発進、発艦のコマンドを利用することで初めて戦闘に投入できる。
これらコマンドにはターン消費が無く、さらに航空機には工期も無いため多数の軍港や空母が居れば一気に大戦力を投入することも可能。
先行移動
一部の航空機においては先行移動の特性がついており、海軍よりも早く攻撃と移動が出来る。
大きな利点の一つ。
受ける攻撃
航空機は対艦攻撃の目標とならず、逆に対空攻撃力を持つユニットからのみ攻撃を受ける。
対艦攻撃が出来るユニットよりも対空攻撃が出来るユニットの方が少ないため利点と言えよう。
ただし、対空攻撃は防衛施設で防衛されない為、耐久の低さも相まって航空機は撃墜されやすい。
航続距離と発進準備ターン
航空機には航続距離が設定されており、規定ターンに達すると自動的に資金になって消えてしまう。
また、発進をするたびに軍港は航続距離分の発進準備ターンを課せられ規定ターンに達するまで新たに航空機の発進を行えない*1。
つまり、軍港は一度に一機の航空機しか発進できず、軍港の数=投入できる航空機の数になるのである。
また、航続距離は島から島への移動を行うと半減する。
空軍システムで最も大きな特徴。
航空機解説
ここでは、全8種類ある航空機の解説を行う。
空軍を理解するためには航空機の特徴を把握しなければならない。
- テンプレ
機体 機体画像 耐久力 機体の耐久力 航続距離 xターン 攻撃属性 艦砲・水雷・対潜・対空・対地・特殊 攻撃力 機体の攻撃力 射程 xHEX
- シュミット戦闘機
初期から投入できる航空機。戦闘機の名称通り対空戦闘で真価を発揮する。
航続距離は短く、侵攻戦にはあまり向いていない。
- ホーク攻撃機
初期から投入できる航空機。攻撃機の名称通り対艦攻撃が得意。
シュミットには一撃で墜とされるがフェニックスの攻撃は一撃まで耐える。
攻撃数が1の艦砲系であるため、防衛能力を持つ艦艇にはほとんどダメージを与えられない。
航続距離は短く、防衛施設の突破がほぼ不可能なため侵攻戦では成果を上げられない。
- 護国攻撃機
Lv2から投入可能な航空機。攻撃機という名称があるものの対艦攻撃は行わず、体当たりを行う。
威力は旧設定と比べ格段に落ちたなどの理由により使えない機体NO1とも言われている。
保有制限があるため同時に3機しか投入できない。
航続距離は短く、侵攻戦には向いていない。
- フォートレス爆撃機
Lv5から投入可能な航空機。爆撃機の名称通り対地攻撃を行う。
航続距離は長いため、侵攻戦向き、というか自島で怪獣退治させるには危険。
- フェニックス戦闘攻撃機
Lv8から投入可能な航空機。対空攻撃と対艦攻撃ができるマルチロールファイター。
戦闘機としては、シュミットと互角に戦えるが攻撃機や爆撃機に対する威力は低い。
攻撃機としては、ホークよりも攻撃力が若干低い。
正直劣化している気もしなくはない。
航続距離は長いので、侵攻戦の際には護衛として使える。
- メデューサ電子戦機
Lv9から投入可能な航空機。対潜攻撃が行えるただ一つの機体。
対潜攻撃は、仕様によりステルス機も攻撃できる。
軍港の天敵と言われる潜水艦に対応出来る強力な機体。
航続距離は長いが機体の特性上、侵攻戦に使うような機体ではない。
- ヴァンパイアステルス攻撃機
Lv13から投入可能な航空機。ステルス能力を持つ航空機。
ステルス能力以外は射程、攻撃能力ともに長所は無い。
機体価格と維持費は高い。
正直使えなさそう。侵攻戦には向かない。
- シャドーステルス戦闘機
Lv13から投入可能な航空機。ステルス能力を持つ航空機。
射程が若干低いものの、申し分のない対空攻撃能力を持ち、シュミットやフェニックスの反撃を受けないため強力な迎撃機になる。
一応対艦攻撃も出来るが、攻撃力は1であるため期待しない方が良い。
機体価格は航空機の中で最高。維持費も最高。大量投入は危険だが、1機だけでも十分な戦力となる。
侵攻戦にはあまり向いていない。
3つの利点
上記の設定から読み取れる空軍の利点を考える。
集中性
航空機は、位置が固定化されている軍港から発進する。
また、航続距離によって一定ターンごとに消える為、自然と活動できる範囲が限られてくる。
一見するとマイナス面にも見えるが、戦力を常に終結させられる、と捉えることも出来る。
海軍が移動操縦によって自由自在に活動できるのとは大きな違いだ。
持続性
航空機は、発進準備ターンが終われば再び軍港から発進できる。
一度沈められると終わりである海軍と違い、大本である軍港が潰されなければ撃墜されても被害は少ない。
紙のような耐久の航空機ではあるが、軍港の強靱さもあり戦力は減りにくい。
柔軟性
航空機は様々な種類があり、特徴もそれぞれ違う。
一定ターンごとに別の種類に変えて発進させられるのは、一つの軍港が対応できるユニットの数が多いことでもある。
海軍のように用途が固定化されていないのは大きな利点であろう。
あとがき
空軍システムは、読み合いなどの要素も加わり非常に面白みがあります。
ここにしかないシステムなので、有効に活用しましょう。
目指せ空軍大国!
*1 空母の発進準備ターンは航続距離の1/3