箱庭軍事戦略の概観
よくここに来てくださった。
ここでは主に戦争に於いて、有利な戦力展開を行うための資料を作成していきたいと思う。
平時における軍備
まず、何故軍備が大事であるかを確認しておこう。
まず、軍備とは外交戦略とも密接に関係しており、優れた軍事力を有しているというのは、有利な外交政策を打ち出せるのとイコールなのである。
そして安全保障戦略としても非常に重要であり、国家の安全を守るということでも非常に有効であろう。
では、本題に入る。
軍事戦略は平時と戦時において戦力整備、教育訓練、戦力運用に関する全体的な戦略である。
まずここでは平時における軍備について説明していこう。
軍事戦略というのは、噛み砕いて言えばある特定の目標の為に行うものである。
つまりは、いかなる犠牲を払ってでもその目標を達成出来たならば戦略的には成功なのである。
では、平時においての軍事戦略。
まず、自国と戦争がいずれ勃発するであろう相手・もしくは仕掛けるであろう相手がいる場合は、
勿論のことその相手より優勢な軍事力を保持するのを目的とするべきである。
優勢な状況が広がれば広がるほど、戦略としての優位性も大きくなっていく。
敵の主要軍備・国土をよく理解し、弱点を衝くのが理想だ。
自軍の被害は最小に、そして迅速に目標を達成する。
そして平和であり、特に敵がいない場合でも軍備を怠ってはならない。
この箱庭という世界、様々な国が虎視眈々と獲物を狙っているのだ。
突然の奇襲攻撃による事態も想定しておくべきである。
同盟に入っていたとしても、盟員も一斉攻撃を受け援護が不可能である時、
軍備が無かったらどうなるか。
戦争戦略上で重要なのは、”全ての指を傷つけるより、一本の指を切れ”である。
敵の回復能力を活用させていれば、長期戦は必至だからだ。
戦争時における戦力運用
次に実際に戦争が起きた場合。
目的を達すれば戦略的には成功であるが、
自軍への損害は少ないほうが好ましいのは当然である。
ここでは戦争勃発時における、2種類の戦略について解説していきたい。
【決戦戦略(攻勢戦略)】
決戦戦略とは、優勢な軍事力を持って、迅速かつ効率的に目標を達成する戦略である。
しかし箱庭。”優勢な軍事力”を持ってしても、防衛施設のために返り討ちにあうこともしばしば。
そこで決戦戦略の中でも2種類に分けようと思う。
・百式戦略潜水艦を保有している場合。
まず、百式戦略潜水艦を保有しているならば、
その圧倒的射程と破壊力で防衛施設をとっとと撃破するのが良い。
この時点で優勢な軍事力があるならば、勝利はほぼ掌中にあると言っても過言ではなかろう。
だが攻勢側は、単に数で勝っているだけではまだ危ない。
攻勢側は派遣に1ターンかかるので、1対1交換では攻勢が成立しないのだ。
”少数をもって多数を制す。”ベルカ公国空軍の掲げる戦略的思想であるが、
攻勢側は数だけでなく、装備や配備状況も勝っている必要がある。
・百式戦略潜水艦を保有していない場合。
この場合、どのようにして目標を達成するか。
敵の艦隊の殲滅のみが目的で、本土侵攻が目標でない場合、速やかに敵艦隊の撃破を行う。
この時、主力というべき艦隊が壊滅してはならない。
敵の反撃のチャンスがまだあるのだ。
停戦が決裂した場合に備え、戦力は確保しておかねばならない。
次に本土への侵攻も目標である場合防衛施設外にいる敵艦隊の殲滅を行う。
少しでも敵の艦隊へダメージを与えることで、対地攻撃がしやすくなるのだ。
他には潜水艦を運用し、軍港や埋め込み砲台にも損害を与えておくのが望ましい。
特に埋め込み砲台の撃破は早期決戦に繋がり、損害を小さく出来るはずである。
敵艦隊が防衛施設圏内にあり一方的に攻撃を受ける場合、スカラベイージス艇を後方に移動操縦し(先鋒に配置した場合、攻撃優先順位は自分の近くからなので破壊される。)、
移動操縦可能な艦艇か、カメのような大量建造可能な艦艇で突撃する。
出来ればニミッツ等の移動操縦可能艦艇を用意し、ニミッツを常にスカラベの防衛圏内に入っているよう操縦し、(攻撃優先順位を考えないと沈む)
接岸すれば、後は防衛施設への攻撃を行い破壊する。
まあ何にしろ、敵に防衛施設が完全配置されていれば苦戦は必至。
カウンターに備え、自島にも埋め込み砲台をいくつか配置しておくことをお勧めする。
【持久戦略(防禦戦略)】
持久戦略とは、自島の艦隊の戦力が劣勢の場合に用いる。
まず1対1交換も狙えないような状況の場合、決定的敗北をしないことだ。
開戦猶予ターン以内に出来る限りのことをしておこう。
絶望的な状況でも、あきらめてはならない。
断じて行うことが勝機へと繋がる。
真珠湾攻撃により、米太平洋艦隊が壊滅した時、かのアーネスト・J・キングは、
防禦→防禦攻勢→攻勢防禦→攻勢が日本への最良の戦略である、として全く動じなかった。
執筆中・・・