シルバークリスタル戦争

箱庭戦史
この戦争はnavy01 A海域の戦争である。

交戦国

宣戦側被宣戦側
島名南アフリカ帝国デルタライン連邦~DLF~*1
人口300万人250万人
軍事レベル67

発端

T749の南アフリカ帝国軍駆逐艦「プレトリア」によるデルタライン領BF1要塞攻撃が発端である。
開戦前まで南アフリカ帝国デルタライン連邦の間には、BF1についてお互いの施設から2HEXまでを領海とし、互いの施設には攻撃しないことを決めた条約が存在していた。
しかし、T730頃にデルタライン連邦がシルバークリスタルを獲得すると南アフリカ帝国は次第にクリスタルに対しての野望を見え隠れさせはじめた。
T749、反対意見を押し切り、BF1領海に関する条約の破棄、及びデルタラインへの宣戦布告が行われ、ここに戦争は始まってしまったのである。
経緯を見る限り、南アフリカ帝国による一方的な侵略戦争であることは間違いない。

BF1要塞の壊滅

南アフリカ帝国がBF1に派遣した艦隊は僅か1隻の水雷型駆逐艦であったが、よく訓練された有力な艦船であり、要塞からの目立った反撃も行われなかったため有利に戦いを進めた。
T749に攻撃を開始したプレトリアは、T751には軍港を一つ破壊。
この段階でデルタラインから抗議が入るが、南アフリカ帝国はこれに宣戦布告を返した。
宣戦布告後、デルタライン連邦ではBF1要塞の放棄が決定され、プレトリアの攻撃を受け続けた要塞はT765までに完全に破壊された。
しかし南アフリカ帝国が企図していたシルバークリスタルの奪取には失敗してしまう・・・。

第一次デルタライン爆撃

戦争の大きな目的はシルバークリスタルの奪取であったが、不足する人口を補う、という面もあった南アフリカ帝国はデルタラインへの空爆を行う。
T756、南アフリカ帝国はシュミット16機、フォートレス8機、さらに精鋭の金剛級戦艦「トラケンスバーグ」をデルタライン連邦へ派遣。 デルタライン連邦側はシュミット8機を展開して待ち構えていたものの、大量のシュミットに押され制空権を瞬く間に失った。
この後6ターン続いた爆撃は、デルタラインの国土の20%ほどを焼き払い、70万人もの人口が失われた。
この結果に満足した南アフリカ帝国は、シルバークリスタル譲渡を核とする停戦案を提示。
しかしデルタライン連邦はこれを拒否。戦争は続く・・・

南アフリカ沖海戦

大爆撃によって本土を焼かれたデルタライン連邦であったが、戦意は衰えていなかった。
T764、戦艦2隻、潜水艦2隻、駆逐艦6隻の艦隊を南アフリカ帝国へ派遣。
T767には航空部隊も加わり、南アフリカ沖で激しい戦闘が行われる。
この派遣は南アフリカ帝国側の艦船がすべて外へ出払っていた*2ことや、南アフリカ帝国側が領空の警備怠っていたを隙をついたもので、この攻撃により人口20万人ほどを奪い返し、南アフリカ帝国側の採掘基地1つを破壊する成果を挙げた。
これに対して南アフリカ帝国は急遽艦隊を呼び戻すも、潜水艦2隻を撃沈、航空機数機を撃墜の戦果で終わった。
しかしデルタライン連邦の反撃は南アフリカ帝国の更なる攻撃を招いてしまう・・・。

第二次デルタライン爆撃

南アフリカ沖海戦において投入されたデルタライン連邦航空隊は、その全戦力を出撃させていた。
ここに目をつけた南アフリカ帝国側は、本土の迎撃も行いつつ、デルタライン連邦本土をカウンターで爆撃する計画を立てた。
T768、南アフリカ帝国は爆撃機10機程度をデルタライン連邦に派遣。
戦闘機の妨害を受けなかったこの部隊は、奪われた人口を補って余りある50万人ほどの難民を手土産に帰還した。
結果的に、この攻撃がデルタライン連邦に止めを刺す・・・。

停戦

相次ぐ爆撃に耐えられなくなったデルタライン連邦は、T776に南アフリカ帝国へ停戦を申し入れる。
条件は、食料800万トン及び資金16000億の南アフリカ帝国への供出であり、クリスタルはデルタライン連邦側の手に残る形となるが、既に南アフリカ帝国も度重なる派遣と航空機撃墜で資金、食料は減り始めており、停戦を受け入れた。

講評

クリスタル奪取阻止という戦略目標を達成したデルタライン連邦側であったが、一連の戦闘で人口100万人、潜水艦、軍港などを失っており、戦術的には大敗した。 デルタライン連邦南アフリカ帝国で空軍の戦力比は1:4であり、都市への被害は予想通りといった結果であろう。
南アフリカ帝国側は大量の軍港、航空機、艦船を破壊していながらクリスタルの奪取に失敗したところを見ると、大変運に恵まれていなかった、としか言い様がなさそうである。


*1 以下デルタライン連邦とする
*2 デルタライン沖、BF1など広い地域に作戦していたため