【議案】誘致活動について

運営について
議案管理

このページは、要望掲示板への書き込みを受けての議題である、
誘致活動についての検討状況をまとめた運営用ページです。
議題担当/執筆者 まい

検討開始前

要望掲示板へ寄せられたトピック
まいが返した記事
【要望】
誘致活動の人口増加枠(人口増加最大数5万人、人口増加量)を増やして欲しい

【問題点/要望理由】
○S海域において、戦争で人口を失い島の放棄をする方が多数出ている。
これは、S海域では実力の拮抗・大多数の島が同盟に加入している事により、
戦争で人口を補給するのが困難な状況に有ることも理由として推測できる。
○同様に下り移籍まで管理人預かり、と予想される方もいらっしゃる。
○上記のような理由もあり、上位移籍になりたくないA、B海域の方もいらっしゃる。

【誘致活動規制緩和によるメリット】
○人口増加最大数緩和により上記問題を一部解決できる。
○人口増加量緩和により上記問題の一部を解決できる。またA、B、C海域においても、登録直後の島の発展が加速される。

【誘致活動規制緩和によるデメリット】
○戦争に頼らない人口増を行ないやすくなる=戦争の発生が少なくなる可能性がある。
○上位海域の設定を甘くすると、上位海域であることの緊張感などが薄れる。

[誘致活動について]アンケート ジョブ

hakojoy総合掲示板 - 該当ジョブ募集トピック

目的

前述した問題点から、誘致活動の規制緩和要望を頂いています。
本要望に関連し、誘致活動の規制緩和や現在の設定に関してプレイヤーがどんなふうに感じているか、広く調査を行います。
また保有人口・海域・使用可能海軍による考え方の傾向を把握することを目的としています。
合わせて誘致活動へのご意見(賛否理由/メリット・デメリット等)や、デメリットを回避できるような誘致活動規制緩和以外での解決策を募集します。

概要

【応募方法】
後述するテンプレートを埋めて、該当ジョブ募集トピックに返信という形でご投稿下さい。

【進呈Pt】
10~40Pt
A アンケート意見欄以外すべて埋めて応募・・お一人様一回まで、10Pt
B 意見欄記入・・5Pt
C 参考になったご意見・・5Pt
D 特に参考になったご意見・・10Pt
○意見欄に関してはお一人様あたり何回でも応募可能とします。一回のご応募で複数個意見欄に記載されてもOKですし、
 再応募されても構いません。再応募時もテンプレートを順守し再応募と意見欄に記載下さい。
○進呈ジョブPointは、上記合計を切り上げて10Pt単位とし、最大で40Ptの支給としたします。
○C、Dの判断はまいの一存で決定いたします。

【備考】
○テンプレート必須項目に不備がある場合はジョブPoint支給対象外とします。
 不備の修正は認め、修正完了後ジョブPointを支給いたします。その際は意見欄に【修正】と明記し、修正した日付も明記して、再度応募下さい。
○ジョブ報告・ジョブ認証・各海域へのジョブPoint申請は、まいが一括して行ないます。
○作業効率化のため、応募期間終了後まで認証を行わない場合が御座います。
○無記名での投稿も認めます。その場合投稿は記名投稿結果の補助として扱いジョブPointも支給いたしません。
○アンケート結果は設定担当での議案検討の”参考”といたいます。
 極端な例として、すべての投稿が規制緩和反対で有った場合にも、正当な理由があれば誘致活動規制緩和を決定する場合がございます。

テンプレート

【海域】
【島名】
【島主名】
【人口】
【総獲得経験値(レベル)】
【誘致活動規制緩和への賛否】
【意見欄】

ジョブ応募サンプル

【海域】S海域*1
【島名】傾国*2
【島主名】まい*3
【人口】4,190,000人*4
【総獲得経験値(レベル)】5,492(Lv.11)*5
【誘致活動規制緩和への賛否】賛成・反対・どちらでも良い・一部賛成(一部を明記)*6
【意見欄】賛成・反対の理由 誘致活動以外での問題解決策 等*7

アンケート結果

questionnaire.gif

【頂いたご意見】(抜粋・一部編集)
○賛成意見
・S海域では人口目的での戦争はほとんど見ない。これが戦争で人口を増やせないからという理由によるものであれば、人口目的の戦争は増えなくても増加量を緩和すれば放棄は減る可能性がある。
・人口増加速度の緩和が行われればこれらの島が戦争を起こすことも可能になり、かえって戦争量は増加する可能性がある。
・参加者現象の推測できる大きな理由が人口であるなら、緩和はすべき。
・人口が減ってしまっても後で回復できる、と安心できるため、戦争へ積極的に参加できる可能性がある。

○反対意見
・人口目的の戦争が少なくなり、戦争が活発に行われなくなる可能性がある。
・開発期間に逃れる行為を行ないやすくなる。
・設定を緩くするのはS海域の有り様として疑問がある。
・S海域での島放棄、長期預かり島の増加は、移籍により対応すべき。
・今以上に、友好的な島数と同盟数がものを言うこととなる可能性がある。
・200万程度の人口の島は貿易を行うことで400万程の人口の島とも対応できる。誘致活動の規制を緩和するとそういった貿易が不活性化する可能性がある。
・誘致活動規制緩和ではなく、BFでイベントを開催して優勝者、準優勝者には人口をとか,人口補給口を設けたほうがよい。

○検討するうえでの参考意見
・人口が十分でないのに上り移籍になってしまった人も存在する。
・S海域で開発期間入し、その後人口400万人まで到達した島*8も有る。流れにのって戦争をすれば、現在でも復帰の可能性は存在する。
・人口増加速度の規制緩和を行う場合、手っ取り早く人口上げたい人は戦争を選ぶぐらいの速さがよい。

○その他
・よくチャット等でSに行きたくないや、Sから下りたい等のご意見が有る。
Sで戦うメリットやSに上がりたいと思えるシステムを考えるのも活性化させる1つの方法ではないか。
例:S海域に連続して籍を残した回数によって100ターン毎のJP数を増やす。
  S海域に連続して籍を残した回数をどこかに表示する。
・βは誘致活動人口上限を緩和して欲しい

検討

hakojoy 総合掲示板 該当トピックを参照下さい。

最終結論

内容

1. 人口5万人未満の都市における誘致活動コマンド人口増加量を、各誘致活動における人口区分それぞれについて現在の2倍にする。
2. 1.の改造導入は、【No.10】開発期間について【設定担当】【担当:富嶽太郎】最終結論の改造導入以降又は同時に行う。

理由

  • 本要望は、現行設定下では敗戦後の復興が(S海域では特に)困難になり、そのまま放棄or長期預かりとなる問題より来たご要望だと思います。
  • また、誘致活動の設定は、ゲーム途中から参入したプレイヤーが、既存のプレイヤーと対等に戦える可能性を作ることにも深く関わってきます。
  • 1. で人口増加量の規制緩和を行う理由は、上記で提示してありますメリット及び賛成意見と、デメリット及び反対を比較した際、
    後者を一部容認してでも前者を達成するべきと判断したためです。
  • 全海域にて改造を同入する根拠は次の2点です。
    1. 上記のアンケート結果に置いて誘致活動規制緩和への賛成者分布に、海域・人口・経験値との相関が見られない点
    2. 先に提示しました”ゲーム途中から参入したプレイヤーが、既存のプレイヤーと対等に戦える可能性を作る”は、S、A海域より寧ろB,C海域にて必要となる措置である点
  • 誘致活動による人口上限5万人を現状維持する根拠は、戦争を行う者と行わない者との間に、人口差が生じるようにするためです。
  • 2. の理由は 戦争時、地ならし等で開発期間に逃げる行為を、該当議案最終結論【2-2.降伏期間に突入すると、総獲得経験値が半減し、すべてのアイテムを失う。】のペナルティにより抑制するためです。

補足

本変更と漁礁の導入*9により、ある時点での人口差がそれ以降の軍事力差へ及ぼす影響は、これまで*10より小さくなるかと思います。

議案担当者所見

【雛】

【富嶽太郎】
個人的には、一つのモデルケースではないかと思う議案です。
まず寄せられた要望は「S海域の放棄を減らす」ため「誘致の人口増加幅を増やす」という事でした。
「人口増加幅」というのが具体的に何を差すのかは判然としませんが、
これを「誘致活動の規制緩和」とまとめて、あらためて、「上限緩和」と「速度緩和」に分離して考えたところが、まず慧眼だったと思います。
こういう考えにもとづくと、今回のような、原因や対策といった要素の分解診断が、我々ならではの腕の見せ所だろうと思います。

次に、アンケートを実施した訳ですが、特になるほど感じたのは、投票する島のおかれている現状も、一覧表の項目に添えた所です。
もっとも、この投票項目は、最初から設定を全海域に広げる可能性を視野に入れて用意したのではないかと推測しているのですが、
表をみて全体を判断する上で、「どういう状況の人がどう思っているのか。」を知る事は、判断の背景を知る事もできるので、
各人の意見と共に立場もそえるまとめ方は、今後もさまざまな点で役に立つ事があるかもと思います。

最後に、この結果を受けて、S海域の設定変更→全海域の設定変更へとつなげた訳ですが、
この事に加え、改造導入を【No.10】と足並みをそろえた事、さらに漁礁の導入による効果にも補足言及した事、
これらをみると、寄せられた反対意見等にも配慮した上で、担当者がいかにこの問題を真剣に深く考察していたかがわかります。

【まい】
此の様な要望は問題点というものが各員の心の中にあり、従って要望を検討する際も管理人それぞれの感性・感覚に頼る部分が出てきます。
要望理由も”戦争で人口を失い島の放棄をする方が多数出ている。”と有るように、”戦争で人口を失った”ことが”島放棄をする”理由であることは推測に過ぎません。
その他の要望理由も総じてプレイヤーの心の問題となっています。
こういった性質の要望を客観的に議論する上ではデータが重要と成ってきますが、その情報はプレイヤーの心の中にしかありません。
これが私がアンケートを行った理由でした。
また『要望掲示板やチャットの意見は設定方針設定の議事心得とマナーから開放された意見である』ということを前提としてアンケート結果を分析する際、
分析する材料が必要となります。これが意見と同時に人口や海域等を投稿頂いた理由でした。
最終的には多くの方に納得頂ける結論に成ったかと思います。

以前富嶽太郎さんが日誌で仰っていましたが、今後議案検討を行う際に留意しなければならないのは、
”アンケート結果を其のまま結論としては設定担当の存在意義が無くなる”ということです。
『存在意義が無くなるから、アンケート結果を其のまま採用ではなく議論の材料にしよう』ということではなく、
『アンケート等では設定方針設定の議事心得とマナー等に留意した結論を得ることが出来ない』ということです。
この辺り、要望はあくまでヒントとして利用する。共合わせて、心に留めておかなくてはならないでしょう。

さて、本アンケートを単なるアンケートでは無くジョブとした理由についてですが、これは次の2点からでした。
・ジョブとした方が多くの意見を集められる。
・当時管理人でないプレイヤーがジョブPointを得られる機会が少なく、それがプレイヤーへのジョブシステムに対する理解を阻害する要因に成る可能性があった。
 そこでジョブPtを得られる機会を設ける事を目的とした。
後者は本要望とは関係の無い、私の個人的な思いつきでした。
しかし前者の理由の通り、結果的には多くの方よりご意見を賜ることが出来ました。
私の思いつきは要望を検討する事に合致していると、一応言えるのではないかと思います。

【ハンス・トリティン】富嶽太郎と同感で、一つのモデルケースではないかと思います。アンケートによる意見・情報収集がなされており、その情報から議案を「上限緩和」と「速度緩和」に分離、しっかりとデータに裏付けされた結論が出されています。私もこのように議案を進めていけたらなと思いました。

【総統】
人口誘致の問題に関して、相当なレベルで深い議論がなされた案件です。
人口誘致の問題がいかにこの箱庭において深刻な問題と認識されているのかもアンケートの回答者の多さからもよくわかります。
この問題はS海域へ向かうことを敬遠する空気が作られている理由の大部分を占めているといっても過言ではないでしょう。
今回は『人口増加量』が緩和されることになりましたが、この問題の考察は我々にも持ちこされていくのではないかと私は考えています

【.com】
放棄する人が減るのはいいことなのですが、個人的にはSにいるときの「負けたらSでは復興できない、絶対に負けられない」という緊張感が薄れてしまったかと思います


*1 必須
*2 無記名希望者意外必須
*3 無記名希望者意外必須
*4 無記名希望者意外必須
*5 無記名希望者意外必須
*6 必須
*7 任意
*8 【夢】のほほん島
*9 執筆時には漁礁未導入
*10 2010/09/01